写真は一声のうなぎの棒寿司です。両親との会食最高に楽しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【質疑応答1】
研修生:
一生懸命美点発見をしてあげたつもりなんですけど、
そういうふうには受け取ってもらえなかったみたいで、
そこのところをお伺いしたいなと思います。
佐藤先生:
だって、「あげたつもり」と言ったでしょう?
それでは通じないですよ。
「あげた」でしょう?で、「つもり」。
この二つ。
たったその短い間に、「それは通じないだろうな」と思っちゃうよね。
研修生:
「つもり」じゃ駄目でしょうか?
佐藤先生:
いや、「つもり」の前に「あげた」と。
どちらかと言うと、美点発見というのは、もらってる方なんです。
言ってる方が。
「あげた」と思った瞬間に、泥棒の精神なの。
「こんないいとこ、この人の発見をさせていただいた。
うわあ、嬉しい」って、自分が嬉しいんであって。
自分が嬉しいってことは、「もらった」ってことでしょう?
ということは、「つもり」ってことは、無理やり架空の世界という感じだよね。
本当にいいところを見つけるんであって、素晴らしいところを発見するんであって。
例えば、きれいな、素晴らしい絵とか音楽とか、宝石とか見たら、嬉しいでしょう?
もらった気分でしょう?
それなんですよ。
素晴らしいんだから、もらった気分。
「いただいた」って感じなの。
人の素晴らしさを見たら、素晴らしさをいただいたんです。
褒めるとか、そういうことに私がこだわるのはそういうことなんです。
褒める、おべっかを言う。
みんな自分の都合です。
皆さんが本当に佐藤康行のやってることが分かれば、瞬間に分かりますよ、その違いが。
考えて分かる世界じゃないんです。
瞬間に分かります。
本当に皆さんがその心で生きてたら。
【質疑応答2】
研修生:
佐藤先生が絵で描かれた、向こうから引き出して上に持っていく時のやり方が分からなくなったんです。
ここは、先ほどの言葉、心、真我で鏡返ししていく、真我の部分で鏡返ししていくというのが、ここに当たるということですしょうか?
佐藤先生:
今はあえてシンプルにした、会話だから。
先ほどのカウンセリングの場合は、引き出していって、
それを鏡返しにして、そして真我の心でやるというふうな手順通り。
ただ、今の会話の場合は、相手がいつしゃべり込んでくるか分からないですよね。
ですから、なるべくシンプルなほうがいいですよね。
シンプルで分かりやすくて、すぐでもできるために、ああいう絵を描いたんです。
相手の話をパッと引き上げる。
例えば、何かを言うと、「それは素晴らしいですね」と上げる。
これならシンプルでしょう?
が言ったことは、できたら本当に素晴らしいと心から思える自分になるということです。
宝石は素晴らしい。
でも、自分に見る目がなければ素晴らしいということが分からない。
だから、自分の目のほうを変えなきゃ駄目なんです、見る目を。
ピカソの絵が素晴らしい。
でも、私には価値が分からない。
ピカソの絵を自分に合わせて変えるんじゃないんです。
自分がピカソの絵を素晴らしく見れるような自分になるしかないでしょう?
相手が本物なんだったら。
自分の好みの絵にピカソの絵を変えちゃったらまずいでしょう?
そういうことです。
【質疑応答3】
研修生:
今はカウンセラーの方が私の美点を言ってくださって、
それに対して素直に喜んでいるだけでした。
でも、私は今まで人が言ってくださっても、「そんなことないです」と、
それを拒否して避けて聞いてたことがあるんですけど、
相手の言葉にすっぽり入って喜んでいたら、本当に嬉しくなりましたし、
お互いに喜び合えて、すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。
佐藤先生:
そうね。
褒めていただいて、「そんなことないです」ってことは、
まず自分を認めないということが一つですね。
もう一つは、相手の言ってることを受け入れないってことになるわけです。
簡単なんです、そういう時には「ありがとうございました」でいいわけです。
それでいいわけ。
それだと、自分も認めたことになるし、言ってくれた人も「ああ、言ってよかった」と思います。
そうすると、話が弾みます。
謙虚のつもりで、「いや、そんなことないです」とやっちゃうと、
「あ、ちょっとまずいこと言ったのかな」と思ったりする。
で、話がはずまなくなります。
だから、「そんなことない」じゃなくて、「ありがとうございます」と、クウッと受け入れる。
相手の話をキューッと受け入れて。
できたら、自分の中に入った瞬間に、
「うわあ、いい話を聞いたな」ってクッと上がるわけ、自分が。
「上げる」と言ったけど、本当は上がってるんです、自分の中で。
「素晴らしい」って上げる。
そのまま出す。
そういうことです。
やはり、佐藤先生との質疑応答により、理解が深まってきます。
本来、佐藤先生のカウンセリング技法は体得し体言できて始めてその効果を実感できるものだと思います。
しかし、理論的にも理解を深めることは、実践時の自らの方向性、舵取りする際に非常に重要になります。
例えば、
「あ、まずいことをしてしまった」
「今のは、かぶせちゃったな」
「相手の話にのめり込んじゃったな」
「ついアドバイスをしてしまったな」
と言うように、自分自身で気づき、発見できるからです。
佐藤先生の言われる、「心からと形からの両面」というように、
「理論と実践」の両面からが、習得しやすいということですね。
また明日詳しく見ていきます。