佐藤康行の言葉をお伝えします。
現在、ほとんどの人は、惰性で一日が終わってしまっています。
本当は、自分の生きる方向性はこれでいいのだろうか、悔いはないだろうかと考えなければいけないのです。
そういう時間が必要です。
自分の人生・生命を考えるということで25年前からこの講座をやっています。
たまたまテレビの番組で寿命についてやっていたことがありました。
生命というものを我々はもっと真剣に考えなければいけないのです。
自分の人生、一度死んで生まれ変わった方がいいのではないかと思ったこともあります。
私は若い時に生まれ変わりたいと思ったこともあります。
何故かというと、今まで人間として生きてきて、最も大切と信じていたものがいざという時に何の価値もないことに気がついたからでした。
そして今まで大切ではないと思って、疎かにしていたことが一番大切なのではないかと気がついた時でした。
価値観が変わった時です。
我々は元気に生きているうちはなかなかそのような考え方はできません。
目の前のものばかり追いかけてしまうからです。
だから、生まれ変わればきっと価値観が変わるだろうと思ったのです。
そして、私は一度心が真暗闇になり、一度心が死んで生まれ変わったのです。
こういうことを命がけで体験したのです。
それから自分がやるべき信念というものがはっきりわかったのです。
我々が信じて一生懸命やっていることが、もしかしたら錯覚の場合もあります。
天命というものはもう決まっていることなのです。
自分で決めたものではないからです。
既に神から与えられているものだからです。
それぞれの個性は決まっているのに人の真似をしたりして、目が見えなくなっていることがあるのです。
自分は世界で一人しかいないのですから、周りの真似をする必要はないのです。
どの時代でも自分という個性は素晴らしいのです。
自分の人生とは何なのだろう、天が私に一体何をやれと言っているのだろうと感じ取る、自覚するのです。
これは頭で考えることではありません。
頭で考えれば考えるほどわからなくなるのです。