写真はジブリ美術館です。幻想的で素敵なものばかりでした。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
学生のころからうつ病で悩んでいた青年が、YS心の再生医療で回復した体験談の続きです。
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ある日、母が私を抱きしめてくれたことがありました。
実は以前から私のなかには、子どもがお母さんに抱きつくイメージが、鮮烈にありました。
「もしかして、母に抱きしめてもらいたいのかな?」と思っていた私の心を、母が察してくれて、抱きしめてくれたのです。
その時は「あっ、これでうつが治る」と思ったんですが、全然治りませんでした。
治す方法はこれでもないんだな、じゃあ何なんだろうと思いましたが、解決策は一向に見つからないままでした。
林業を続けていた私は、天職についても考えるようになっていました。
仕事に誇りももっていましたし、楽しい時もありましたが、同時に何かが違うという気がしていたのです。
私はそんなに職人気質でもないし、林業の世界で突き詰めていくことは、どうも不向きな気がしていました。
実際、何回か大きな怪我もしましたし、ずっと定年まで続けるのは考えにくかったのです。
じゃあ天職は何なんだろうと思っていました。
山に数人のチームで出かけていき、それぞれ散って行って、時間がきたら戻ってきてトラックで帰るのですが、仕事をしていても時間が進まず、苦痛に感じるようになりました。
もう何回も腕時計を見て、まだ10分しか経っていないのか、早く帰りたい、と思っていたのです。
職場の人間関係も、誰かの悪口を言って会話が成り立っていることに、嫌気がさしていました。
一緒にいる目の前の仲間が攻撃対象になった時が、一番嫌でした。
その場にいない上司とか、誰かを責めている分にはまだいいんです。
でも一緒にいる人を悪く言うとなった時に、自分も言ってしまうんです。
そんな自分がまた嫌でした。