2379.認識と三日月

真我日記

写真はハンバーグステーキです。ハンバーグにチーズを乗せていただきました。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

【認識と三日月】===================

あなたが物事を捉えるとき、その物事を「認識」して捉えていると思います。

 

そして、多くの人が同時に同じものを見たとしても、人によってその認識は全部違っているものです。

 

賛否両論出たりしますよね。

 

同じものを数人に食べさせてもそれぞれで味覚が違うわけで、人それぞれの五感によって認識が少なからず変わっています。

 

それは、人それぞれの過去の積み重ね、体験・経験、価値観、体調、心の変化……そういうものによってそれぞれ感じ方が違っていたりするからです。

 

そこで、自分が見ているものと周りの人が見ているものが違う(認識が違う)ことから、

いつも自分のことをわかってもらえないんじゃないか、誤解されているんじゃないかと不安に苛まれたり、

それで悩み悲しんだり、時にはそれが恐怖となり、そして心の病気、肉体の病気にまで発展し、

人間関係までこじれ、その誤解がもとで人と疎遠になってしまったり、

誤解を解こうと更に誤解が大きくなってしまったりと、なぜか生きづらくなってしまうとか、

少なからずコミュニケーションがうまくいかないとか、みなさんあると思います。

 

これは例えば、お互いが色のついたメガネで見ているような、

自分は黄色いメガネ、相手は青いメガネで見ながら、

なんとか純粋な透明な答えをお互いで見出して理解し合おう、握手しようと思ってみても、

黄色、青のそれぞれの色メガネで見ているから物事がそれぞれその色にしか見えずさっぱり解決しない状態でお互いイライラしてしまうというね……。

 

そのお互いが目にかけている色メガネが「認識」です。

 

その色メガネを外して真実が見える目、実相が見える目でお互いが見れば、もうその場から問題は解決してすぐ握手ができる。

 

その場から幸せな気持ちになり、安心感が出て、平和になっていく、ひとつになっていくというわけです。

 

最近よく話している三日月と真ん円の月の話で言うと、月は本来、真ん円ですよね。

 

しかし、三日月のときには欠けていて、三日月にしか見えません。

 

そんな三日月を見ながら「まんまる、まんまる、まんまる……」と唱え続けると、

 

ついには三日月が真ん円に見え(本質、実相を見ることができ)、

欠けていた影の部分はなくなるという話ですが、

この影の部分が、私たちの悩みや不安、病気だったり、いろいろな心配事だったりするわけです。

 

それは、色メガネで見えていたその色とでも言っていい。

 

真ん円の月という実相が見える(目覚める)と、影の部分(仮相、偽我)の不安や病気、問題が消える。

 

その消えた仮相には、自分にとって財産と思えるものもあったかもしれません。

 

だから目覚めた瞬間に、何か財産を失ってしまったような、手にしていたものが消えてしまうような気持ちになる人もいるのです。

色メガネで見えていた世界(偽我の世界)=その認識の世界で執着していた考え方、価値観、人間関係などが消えるように感じるからです。

 

それを一見悪いことに感じてしまう場合もあるのです。