1802.プロカウンセラーの実体験

真我日記

写真は海鮮こぼれ丼です。贅沢にいただきました。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
プロカウンセラー養成講座にその日の、参加者は50名以上。
そこにプロのカウンセラーが参加されました。女性です。

講師は、多くの場合コース参加者の職業などは知らずにスタートします。
従って、その日の参加者の中に、プロのカウンセラーの方がいるとは思ってもいませんでした。

1日目は、真我カウンセリングの基本の講話、言葉、心、そして真我の鏡返し等を実習訓練していきます。

順調に進んで1日目が無事に終了した2日目の朝のことです。

その女性のカウンセラーの方は約30分遅れて会場に入ってきました。
格段変わった様子もなくそのまま合流して、2日目の午前の部が進んでいきました。

ところが昼食終了後、午後のパートになって、
実習の感想を発表するシーンでその方が手を挙げたときのことです。

その彼女はこういうふうに言ったのです。
「実は私はプロのカウンセラーです。
何年も産業カウンセラー、心理カウンセラーを行ってきています。
しかし昨日1日真我カウンセリングを実習してきていて、
いかに今までの自分のカウンセリングが真逆をしていたかということがわかって、
とても苦しくなってきています。
今まで自分がやってきたカウンセリングの手法と、
この真我カウンセリングの圧倒的な違い、間逆のアプローチに唖然としてしまい、
自分は今まで何をやってきてきたのだろうという思いと、
これまでのクライアントに対して申し訳ないという思いでいっぱいになっています。
一体どうしたらいいのでしょうか?」と
涙を流しながら訴えるように話をしてくれました。

彼女は1日目が終わって家に帰ったとき、強い罪悪感にさいなまれて、
もうカウンセラーを続けていくことは難しいという所まで行っていたそうです。

それで2日目の朝会場に来ることを躊躇されたのでした。
しかし思い切って会場にやってこられました。

そして午前中さらに深くその真我カウンセリングの手法を学び実習をしていた時、
ついに耐えきれなくなって、手をあげて発表されたということです。

「もうカウンセリングができなくなる….」
「これまでのクライアントにどのようにお詫びをしたらいいのかわからない….」
という彼女の切実な発表に対して、その会場にいる全員で、真我の鏡返しを行いました。

「そういうように苦しむあなたは愛が深い方ですね」
「そういうふうに真剣に悩まれるあなたは本当に心優しい真面目な誠実な方ですね」
「その違いに気づかれたあなたは、本当にこのカウンセリングで世の多くの人を救う役割があるんでしょうね」
など様々な真我の鏡返しが、会場にいるほぼ全員から彼女へ怒涛のように降り注がれました。

それらを聞いた彼女は、
「クライアントの方々に、心理カウンセリングでなく今度はここで学んだ真我カウンセリングを行っていこうと決めました」と、
涙を拭いて、笑顔が戻ってきたのです。

とてもスッキリされた様子で会場全員が大きな拍手を送ったのを鮮明に覚えています。

そしてそのコースが終わって懇親会の時です。

携帯の電源を入れた途端、
彼女は驚きながら
「突然こんなに予約のメールが入ってきました!びっくりです!」と言っていました。

そのメールは全てカウンセリングの予約のメールだったのです!
突然彼女はスケジュールが予約でいっぱいになったのです。

その後彼女は、スクールカウンセラー、産業カウンセラーとして、
学校や企業など様々な状況でカウンセリングを行っています。

もちろんそこで彼女がやっているのは、
それまで学んだ心理カウンセリングの手法ではなく、真我カウンセリングであることは、
言うまでもありません。

ある時、彼女の前に、昨日自殺未遂をしたという女性が座った時のことです。

その時彼女はどういう思いでそのクライアントと向き合ったか、
ということを話してくれました。

以前の彼女だったら、
「不安を抱えながら、一体どのようにしたらいいのかと思いながら、
カウンセリングしていた」そうです。

しかし、
「悩んで苦しんで話をしているその女性のクライアントに対峙した時、
全く不安なく、全く悩みとか苦しみにフォーカスが当たらず、
その女性の真我=本当の自分だけを見て話すことができました。
するとその女性クライアントは、どんどんどんどん元気になっていき、
生きる希望が見えてきたと言うふうになっていきました。」とのことです。

そのクライアントは、今も元気で暮らしているそうです。

その後彼女は真我カウンセリングを実直に全うし、
現在は医療従事者を対象に真我ウンセリングを続けてきています。
そこでは、引っ張りだこで大人気のカウンセラーとなっています。

またカウンセラーとしての評論や、執筆活動も行い、
某有名会社のコラムなども書いています。

彼女はこう言います。
「この真我カウンセリングを、一度覚えてしまうと、
もうこれまでのカウンセリングの手法は一切することができなくなります。
どこを探しても、これ以上の手法はないからです」と。

素晴らしい体験談、ありがとうございます。

また明日をお楽しみに。