1772.実践編です

真我日記

写真はシーザーサラダです。野菜たっぷり美味しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
これまで、心のドクター佐藤康行先生の開発したYSメソッドのカウンセリングの基本的な理論を見てきました。

3層で構成される心の仕組み、
フィルムとスクリーンに例えた、心と現象の関係
過去の記憶の自分とサムシンググレート(=真我)の自分、
そしてそこに働く、原因と結果の法則とマジックミラーの法則など。

いよいよ今日から、実践編へと入っていきます。

そこで、今後はわかりやすく、短い言葉で表現していきます。
心の1層目、2層目の様々な過去の記憶の集積でできている自分を、偽りの自分ということで、「偽我(ぎが)」と呼び、
3層目の「人間の本性=自然法則=宇宙の法則=善悪を超えた、愛そのものの自分」、
「サムシング・グレート(=真我)」である「本当の自分」を、短く、真我(しんが)と呼ぶことにします。

心のドクター佐藤康行先生の開発されたメソッドの根幹を成すのは、
常にたったひとつのアプローチです。

それが、真我を引き出す技法です。

ここで重要なのが、「引き出す」という部分です。
引き出すというのは、すでに在るという前提になります。

さらに、突き詰めると、
問題があるという始点からの説明ですと、答えである真我を引き出すと、問題は消えるという表現になります。

相手が、もともと真我そのものであるという視点からの場合は、すでに問題は存在していないということになります。

実は、これから実践のケースを見ていく際に、説明上この2つの観点が交互に出てくることになります。

心のドクター佐藤康行先生は、この真我を引き出すアプローチを、偽我からの視点を考慮してなのか、
あえて「引きの技」という表現をされます。

しかし、
佐藤先生の場合は、当然、「人は誰もが真我そのものである」ゆえに、
「答えから見ると、問題はない」「真我から見ると、偽我はない」というところから1ミリもぶれません。

ゆえに、佐藤先生のアプローチには、引き出すという観点は存在せず、
「相手の真我をそのまま認めているだけで、相手が真我に気づいていく」という過程を称して、
引き出されるという表現になると解釈しても良いのかも知れません。

従って、これから見ていく佐藤先生の神技カウンセリングの実例では、その観点を常に念頭に置いておくことがとても大切です。
そうして初めて、なぜ、佐藤先生のカウンセリングでは、こういう展開になるのか、
なぜこの場面で、こういう投げかけをするのか、など
紐解いていく際に「理解」はできるようになっていきます。

「理解」できても、実践でできるかどうかは別の話ですが、
少なくとも的が合っているかどうかという方向性を、自分で確認できるようになれることは、大変重要なポイントです。

例えば、相手がうつ病などの患者さんの場合では、
うつ病という症状を発症しているその人を見るのではなく、
その人の実体である真我だけを見て、そこに話しかけて行きます。
うつ病を全く相手にしません。うつ病と思っているその人の心も相手にしません。
常に、真我そのもの、愛そのもの、完全完璧であるその患者さんの実態を相手にするのです。
すると、その人から、生きる勇気が溢れ、生命力が出てきて元気になり、愛に満たされると、
劇的な場合には、うつ病の症状さえも瞬時に消えていくのです。

簡単そうですか?

佐藤先生に出会って以来十数年、こういう驚きのシーンを何千、何万と傍で見てきました。
この神技といわれるカウンセリングには、やはり至る所に急所が存在しています。

このことを実際のカウンセリングで行っていくには、やはり順序があります。

そのステップをひとつづつ見ていきます。