写真は冷蔵庫の余りもので作った鶏肉と野菜の黒酢和えです。
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佐藤先生の言葉をお伝えします。著書過去は自由にし 変えられるより
この物語を知った3千人が涙したある男女の感動と驚きと、「マジックミラーの法則(真我)」のストーリー
過去を変えると、人生がどのように変わるのか。
まず初めに、私のもとを訪れたある男性の話をご紹介しましょう。
彼に起きたいくつかの数奇な物語が、あなたに人生の深い真実を教えてくれます。
「さゆりさん、本当にありがとう。
彼をこんなに幸せにしてくれて……!
私、いつも二人を見ていたのよ」
このお話の主人公、山本剛史さんの奥さんであるさゆりさんの心に、突然感じられた思いがけない人からのメッセージ。
その瞬間、彼女は、わっと泣き崩れ、嗚咽が止まらなくなりました。
溢れる感謝の思いと、申し訳ない、という後悔で、心と体が震え、ただただ泣くしかなかったのです。
あとからあとから溢れる熱い涙が、とめどなく彼女の頬を濡らし続けるのでした。
そこは、私、佐藤の静かなカウンセリングルーム。
穏やかで暖かい午後のこと、山本剛史さん、さゆりさんという一組の夫婦が、カウンセリングを受けにきていました。
私のガイドに従って、夫婦二人で向かい合って会話をしている最中に、突然その出来事は起こりました。
泣きじゃくる妻を前に、どうしてよいかわからず戸惑う夫の剛史さん。
私は尋ねました。
「さゆりさん、何が起こったのですか?」
さゆりさんは、私の声に我に返り、いくぶん安心した様子で、涙をぬぐい語り始めました。
今、自分に起きた、信じがたい出来事について……。
今から私がお話しする話は、自分の運命を呪い、また人との信頼関係を築くことが出来なかった山本さんの魂の遍歴を語る物語です。そして、別々に生きてきた男女が、運命に従って出会い、別れ、そしてまた出会う愛の物語でもあります。
キーワードは、それぞれが抱える過去です。
この出来事は、山本さんと二人の女性に起きた出来事です。
異性愛に限らず、仕事や、人間関係など、私たちが日頃、思い悩むあらゆることが、この物語を通して、浮き彫りになります。
このお話は、男性と女性の両方の立場から読むことができます。
そして、男と女が愛し合うとはいかなることなのか?
そんな永遠のテーマが明らかにされた、真実のストーリー。
二人にそれぞれ起きた出来事と、出会ってから起こったことを通して、運命の大いなる営みを、今から皆さんにお話ししてまいります。
夫である山本剛史さんが初めて私のもとへやってきたのは、今から12年ほど前のことです。
少し気が弱そうだけど、優しく誠実そうな男性、というのが私の初印象。
彼は、私の書籍を読み、自分の今の泥沼の人生から救ってくれるのは私しかいないと思って、カウンセリングを受けにきたのでした。
「何か、お困りのことがあるのでしょうか?」
「佐藤先生、私はどうしたらいいのか、どうやって生きていったらいいのか、もうわ
からなくなりました」
山本さんは1600万円もの詐欺に遭って、どうしていいのかわからないということでした。聞けば、そのお金を返すために、知り合いから借金までしているようです。
以前にも数回、お金を知り合いに貸し、そのお金もまだ戻ってきていません。
「佐藤先生、私がお金にルーズなところがあるから、こんなことになるのでしょうか?」
真面目な彼は、自分が被害者だというのに、さらに自分自身を責めていました。過去を悔やみ未来に怯え、一歩も前に進めない状態にあるようでした。
私は山本さんの過去へ遡っていきました。
彼の経験した、過酷な運命の話を、私はじっと聞きました。
明日からしばらく、山本さんに自身の体験を語ってもらいましょう。