1536.心の操縦かん

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者「悩み解決明快答」より

こういうことを話すと、大半の人は、「そんなことできない」と思ってしまうでしょう。
「自分はこういう性格だから」とか。
「なんで、自分からしなくてはいけないんだ」とか。

あなた自身を飛行機にたとえてみましょう。

あなたは、その飛行機のパイロットです。

そして、あなたはもうすでに、その操縦かんを握らされています。

だから、あなたが操縦かんを動かさない限り、思いどおりの方向に行きません。

逆に言えば、あなた自身でうまくコントロールすれば、自由にどこでもいけるのです。

相手がケンカ腰になって来た時どうしますか。

相手の出方に振り回されて、自分もケンカ腰の方向に操縦かんを切って、怒ることを選べば、相手が主導権を持ってケンカになります。

相手が怒ってきても、こっちがまったく冷静で、むしろ落ち着いて相手を導いてあげれば、こちらが主導権を持つことになります。

あなたが率先して、良い方向へ操縦かんを切って、主導権を握ってください。

あなたが操縦かんを握れるようになると、周囲の景色が良くなってきます。

操縦かんを向けた方向に向かうのだから、行きたい方向に操縦かんを切って進んでいけば、当然、行きたい場所にたどり着きます。

心の操縦かんをうまく操作することができるようになれば、自由自在に生きることができます。

私の若いころの話をいたします。

二十歳を過ぎたころ、貧乏で、貯金通帳には十万円もありませんでした。

そのころ、私は、成功者になるための勉強をしていました。実業家として成功する方法に関する本をむさぼるように読んだものです。

勉強する中で、あるときハッとしてこう思いました。「アッ、俺は間違いなく億万長者になれる」と。

100%間違いなく成功者になると思い込んだのです。

そして、いったんそう思い込むと、私は、そのための準備をしなければならないと考え始めました。

成功者になるための言葉を口にし、成功者になるための行動をしなければならないと思ったのです。

そして、「必ずよくなる」、「必ず豊かになる」、「金持ちになる」、「人がどんどん寄ってくる」ということを思い浮かべていました。

そうすると、本当にその通りになりました。自分でもビックリするぐらいです。
これが、心の操縦かんの力です。

逆に、「自分は貧乏だ」とか、「自分は運が悪い」と思うと、あなたは、その方向へ向かってしまいます。恐ろしいことです。

ですから、心の操縦かんをしっかりと握って、行きたい方向へコントロールしなければなりません。

では、あなたが本当に行きたい方向とは、どの方向でしょうか。

心の操縦かんはすごい力を持っています。

ですから、その分、取るべき方向、目的地を適切に、正確にとらえる必要があります。