1531.言葉を変える「言葉のマジック3」

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者「悩み解決明快答」より

三つ目は、人生に語る言葉のマジックです。

言葉には力があります。

それは、人に語る言葉でも、自分に語る言葉でも同じです。

人に語れば、人を動かし、自分に語れば、自分を動かします。

そして、人生そのものに語りかければ人生全体を動かすのです。

あなたの人生がすばらしくなるように、ぜひあなたの人生そのものに語りかけてください。

人生の中では、私たちは、様々な出来事、状況に常に直面しています。

そのたびごとに、
「なんで、こうなっちゃったんだろう…」
といった「過去」に起きたことに対する後悔ばかりの言葉。

「辛いなぁ、苦しいなぁ…」
といった「現在」の状況に対する不満やグチの言葉。

そして、
「こんなんじゃ、きっと最悪の状況になっちゃうなぁ…」
などの、「未来」に起きるであろうことへの不安や心配の言葉。

こんな受け止め方を、そのまま言葉に表していったら、あなたの人生はますますあなたを「悩ませる」方向に動かしかねません。

そこで、この「人生に語る言葉のマジック」を使ってください。

この「言葉のマジック」を使って生きる人生と、使わずに生きる人生では、まったく雲泥の差が出るほどの効果があります。

声に出しても心の中でもかまいません。

次のように言ってみてください。

「過去」起きたことには
「これでよかった!」

「現在」の状況には
「ありがたい!」

「未来」に対しては
「だからよくなる!」

ことあるごとに、まずこの言葉を言ってください。

すると、この言葉の力が、あなたが目の前の出来事を自分勝手に解釈するのを阻止します。そして出来事の本当の意味、真実がより深くわかります。

例えば、何かあって「失敗したなぁ」と感じたら、すかさず「これでよかったんだ!」と言ってみるのです。

すると、「そうだよな。このことによって自分の人生の幅も広がったし、成長のチャンスが与えられたんだよな」

「こうならなかったら、一生気づかなかったようなこともいろいろあるな」
と、出来事の奥にある真実が見えます。

今あなたは、家庭や職場の状況に対して「愚痴」や「不満」ばかりを言っていないでしょうか?

「なんで、こうなんだ」「こうなればいいのに…」

でも、そうやって、「愚痴」や「不満」が出てきそうになったら、すかさず「ありがたいなぁ」と言ってみましょう。

すると、「そうだよな。このことが自分を鍛えてくれるし、張り合いがあるじゃないか」
「ああ、この状況を解決するために自分がいるんだ。役割なんだ。使命なんだ」
といった、真実が見えてきます。

そして、現状から想像して、まだ起きもしない「未来への不安」が湧き上がってきたら、「だからよくなるんだ」と言ってみましょう。

「これが、あったから、今後も気をつけられる」
「この経験があるから、こういう分野で人を導けるんだ」
「この状況あったから、この勉強をするんだ」

そうなのです、今あなたの目の前におきていることは、あなたが人生から享受できる莫大な財産の「種」なのです。

これらはプラス思考ではありません。

「真実を見る」ということです。

あなたの人生に起きるすべてのことの奥に見ることができる「真実」とは何でしょうか。
結論から言うと、あらゆる出来事は、素晴らしい人生を送るために与えられた、「ありがたい信号」なのです。

でもあなたは、そう言われて無理やり、そう思おうとする必要はありません。「そうなのかなぁ」くらいでもいいでしょう。

しかし、この「言葉のマジック」を使って、その「真実」をあなた自身で発見していただきたいのです。

その「真実」を発見できたとき、あなたの「悩み」は一瞬で消え去っていることでしょう。