1332.もともと一つと気づけば自分を活かせる

真我日記

「もともと一つ」だということに気がつけば、いろんなものの見方が大きく変わってきます。

システムエンジニアとして働くK・Iさんという四十代の男性は、こんなことを話してくれました。

「最近、同僚たちと世間話をするときに、ボクなりに彼らに伝えているんですよ、いろんなことを。物質的なものをいくらためても仕方ないよ、死んだらそんなものは何も残らないんだから……一番大事なものを知らないと、人生のなかで大きなロスをするよ、と。いまは人生での残り時間がほとんどないという意識を毎日持っています。残念だけど制限があるからこそ、いまこの瞬間の価値が出てくるんだと思います。神様はよく作っていると思います。周りから最近よくいわれるのは、『あなたは誰とでもつきあえる人なんですね』ということです。会社でも、みんなから嫌われている人がいますが、その人とでも普通につきあえるんです。嫌いな人がいなくなったという感じです。いいところを見ていくと、誰でもいいところはいっぱいありますしね。表面上は違っても、みんな同じ。つっぱったりしても、みんな心のなかでは同じ。最初はみんな一つ。一心同体。体が物理的に分かれているように見えるだけで、みんな影響し あっている。一つのものだと思えるんです。自分と他人との区別をしなくなりました」

また、自動車メーカーに勤めるN・Hさんは、こういっていました。

「メーカーとディーラーは一つ。ディーラーとユーザーは一つ。そして、メーカーとユーザーも一つなんです。企業とお客様という分け方をしなくなりました」

教育プログラムの販売の仕事をしているTさんはいいます。

「自分とお客様の差がなくなりました。壁がなくなるという感じですね。自他一体感を感じています」

私たちはみな、真我というものを自覚することができます。

本当の自分です。

そして、そのことに気づいた瞬間に「じつは私たちはみんな一つなんだ」ということを直観で知る人が多いのです。