1479.他人が自分の心を傷つけることはできない

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
私たちは、いろいろな人間関係の中で、非難の言葉を浴びたり、悪口を言われたりして、落ち込むことがあります。

「私は、あの人のおかげで傷ついた」とか「あの言葉がぐさっときた」などという表現がよく使われます。

しかし、その人の心に中に、誰かが手を突っ込んで、心を傷つけるなどということは、不可能なことなのです。

「あの人の言葉はトゲがある」などと、表現されることがありますが、トゲのある言葉というものを、目で見た人はいません。

人の心は、他人が絶対に傷つけることはできないのです。

本当は、他人の言葉を聞いたり、他人の行動を見て、自分で勝手に自分の心を傷つけているのです。

自分の心は、自分以外の人では、絶対に傷つけられないのです。

他人が自分の心を傷つけた、と思っているのは、ほとんどが被害妄想なのです。

自分で自分の心を傷つけているだけなのです。

自分自身で、勝手に傷つけていることに、気がついていないのです。

どんなにひどい悪口を言われたとしても、全く聞こえてこなければ、自分で傷つくことはないのです。

また、その悪口が聞こえたとしても、自分が全く気にしなければ、心が傷つくことはないのです。

全ては自分の心の中の問題なのです。

自分の心の中には、他人は入れない、ということを自覚することなのです。

問題は、どう受け止めるかという、自分の心の姿勢にあるのです。

他人の言葉で、自分の心が影響を受けないようにするには、物事の真理を掴むことです。

本質を見極めることです。

そうすれば、他人の言葉に惑わされなくなります。

『お釈迦様が悟りをひらいた時に、弓で狙われて、矢が飛んできたが、全く当たらなかった』という話があります。

私はこの話を次のように解釈しています。

ここでは、他人の批判、中傷や悪意などを、矢に例えているのです。

お釈迦様が、物事の本質を見極めたために、他人の批判、中傷、悪意などは、お釈迦様を全く傷つけることができなかったのです。

私は他人の批判を逆に栄養ドリンクに変えるようにしています。

そういう見方をする人もいるのだと、自分を客観的に見て、自分を高めていく材料にしています。

自分が、物事の真理を本当に捉えていれば、他人が自分のことを悪く言ったり、非難したとしても、その言葉はかすりもしないのです。

どんな言葉が飛んできても、日本中の人が何と言っても、全然当たらないのです。

全く違う世界のことだから、当たりようがないのです。

自分の心を傷つけるのは、自分自身以外にはありえないことを自覚してください。