1423.目標を言い続ければ運命が変わる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
私は、まだ九坪のレストラン店を一店舗しか経営していない時に、いろいろな会合の自己紹介の時に、必ず「皆さん、こんにちは。私は八年以内にステーキ屋を百店舗経営する佐藤康行です」と挨拶していました。

どこで挨拶する場合にも、このように言ってきました。

私は本当に八年以内に百店舗のお店を展開するつもりでいましたから、他人からどう思われようとかまいませんでした。

このような挨拶も二、三回言っているだけでしたら、単なるホラ吹きで終わってしまいますが、私は機会がある毎に「百店舗展開する、百店舗展開する」と言っているうちに、周りの人々が、佐藤康行はすごい人間だ、と錯覚するようになってきました。

自分の目標を言い続けると、まず周りの人々が、本当にやるかもしれないと錯覚してくるのです。

そして、さらに言い続けていると、今度は自分自身で、私はすごい人間だと、錯覚するようになりました。

さらに言い続けると、今度は錯覚ではなくて、本当に自分の運命がそのように向かっていきました。

そして、常に自分にその目標を実現するための力がみなぎってきます。

自分の目標を言い続けて、他人から怒られることもありませんし、迷惑をかけることもありません。

目標を言い続けることはタダなのです。

私は、一店舗しかない時に、仕入業者さんや内装業者さんが見積りを持って来ても、その見積書を見て、

「私はこれから百店舗出店します。

ですから百店舗出店した分の見積書を持って来てください。

私は必ずやり遂げますが、私を信用できなかったら結構です」というように言っていました。

そうしているうちに、協力してくれる業者さんが現われたのです。
銀行でさえも協力してくれました。

目標を言い続けていると、さまざまなメリットが生じてくるのです。

また、私の会社は、人材不足であまり困ったことがありません。

同じような規模で、同じような待遇であるならば、夢を持った経営者のもとで働きたいのか、現状しか見ていない経営者のもとで働きたいのかは明白です。

私は目標を常に言い続け、その夢の実現のために、社員と共に協力して、共に喜びを分かち合っています。

その後、出店数が四十店舗を越してくると、私が百店舗展開などと言っても、疑う人がいなくなったのです。