1404.病が消える生き方

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生き方教室より
東洋医学や民間療法の先生方の説によれば、病気の種類や病気ができる体の部位によって、その人の性格や個性がわかるそうである。

例えば、短気な人だったら脳溢血になりやすいとか、頑固な人ならば肝臓に重い病気ができやすいとか、潜在意識の中で夫を拒絶している場合に子宮筋腫ができやすいなどと言われている。

要するに、その人の性格の歪みがいろんな病気となって現れるという説である。

これに対して、私は別の見方をしている。

その人の性格や個性によって様々な病気を引き起こす、確かに心が原因で病気が生じることはある。

しかし、それはあくまでも結果にしかすぎない。

原因を直さなければ結果も直らない。

神が、己が心の過ちを気づかせるために病気を発生させた、という説もあるが、そうではない。

確かに、神仏の試練で病気になったといえば、本人としては少しプラスになる。

しかし、実際は違うのである。

宇宙が人間に気づかせるために病気を起こしたのではなく、自分が勝手に病気になったのである。

自分で宇宙や神仏の試練だと勝手に思い込んでいるだけだから、妄想の世界である。

無いものをあると思い込んでいるだけである。

だから、その無いものをあると思い込んでいるものが、病気として現れてきているだけなのである。

本来の自分の姿に目覚めれば、元々ないものはパッと消えておかしくないのである。

例えば、ここにジュースがあったとする。

催眠術をかけられて、それをお茶だと思い込まされていたとする。

催眠術を解かれれば、ジュースであることに気づく。

本来の自分に戻るというのはそういうことなのである。

一番の原因の元の元に気づくことなのである。

本当の自分に気づく。

本当の自分は魂であり、真我である。

本当の自分は素晴らしい無限の愛で、無限の力で、無限の知恵なのである。

そこに気づく。

「自信が付く」という言葉があるが、この言葉は間違っている。

なぜなら、自信が外からやってきて自分にパッと付くわけではないのである。

本来ある自分の力を認めたら、認めた分量だけ自分の心の中から力が出てくるのである。
自分の力を認める。

本来の自分に気がつく。

そして、自分は素晴らしいと認めることなのである。

それが人間として一番謙虚な姿なのである。

外から与えられる物や情報を信じるのではなく、元々ある素晴らしい自分に気づいて、一刻も早く本来の自分の生命を生かすことに全力投球していただきたい。

また、一昔前に比べて、病気の数が増えたと言われている。

それは、人間の心、考え方が多様化したからである。

心が多様化すれば、その分病気の数も増える。

心のあり方が病気という形で現れるから、人間の考え方が多様化すれば、病気も多様化しておかしくないと思う。

また、エイズや院内感染、アトピー性皮膚炎など、特効薬もないような難しい病気が近年増加していることを指摘する人もいるが、私は元来難病とか軽い病気というのはないのだと考えている。

本当は病気には大小がないのである。

本当の自分に目覚めさえすれば、難病も軽い病気もみな同じである。

本当の自分に目覚めたときは、同じ力で元に戻るということである。

これからは、本当の自分に目覚めることによって、病気が瞬時に消える時代になる。

過労は体にだけでなく、精神状態にも悪影響を及ぼすといわれている。