1470.素直に感じる心が成功する

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
私たちの日常生活の中で、テレビというものは欠かせない存在になっています。

そのテレビの電波は、今ここにも流れています。

それも、いろいろな局の電波が流れています。

テレビだけでなく、ラジオを始め、さまざまな種類の電波が流れています。

私たちには、この電波は見えません。

しかし、確実に電波は流れています。

テレビの受像機を置いて、アンテナを立ててスイッチを入れ、チャンネルを合わせなければ、その電波を画面として映しだすことはできません。

人間もこのテレビの受像機と全く同じようなものなのです。

私たちの周りには、さまざまな情報が氾濫しています。

目で見るもの、音で聞くもの、身体で体験して知るもの、あらゆる分野において、情報が溢れています。

問題は、私たちがしっかりとアンテナを立てて、チャンネルを合わせているかどうか、ということなのです。

自分が必要とすることをキャッチするアンテナを立て、鮮明な映像を映し出せるように、チャンネルを合わせているかということです。

流れている電波は全部、鮮明なのです。

しかし、アンテナが低すぎたり、機械がちょっと故障していたり、チャンネルがきちっと合っていなかったりすると、画像がはっきりと映りません。

私たちを取り巻く情報も全部、鮮明で確実なのです。

しかし、そういう情報も、私たちの受像機を通ると、画像が鈍ったり、変な形になって現われてくるのです。

同じ環境の中にいても、十人いれば、十人全員映り方が違うのです。

同じ電波を受けても、十台のテレビが、全部映り方が違うように、人間も十人いたら全部映り方が違うのです。

同じ情報を受けて、同じ教育を受けて、同じことを表現しようと思っても、全部違ってきます。

それは、アンテナの高さと種類が違うからです。

電波を映像に変える、機械の中も違うからなのです。

つまり、情報を受け取る心が違っているということなのです。

ですから、電波をああだ、こうだというのではなくて、自分自身がそれをキャッチするアンテナを立てているのかということに、注意を払うべきなのです。

心のチャンネルを合わせることに、目を向けているかどうかということが重要なのです。

そうすれば、氾濫している情報の中から、自分にとって必要な情報だけを的確にキャッチして、情報に振り回されることがないのです。