1401.不眠症にならない生き方

真我日記


佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生き方より
ストレス社会を反映しているせいか、不眠を訴えるビジネスマンが少なくない。

それは、仕事でも何でも、人生を真剣に生きていないから起こる場合が多いのだ。

真剣でないから、妄想の世界が頭の中で展開されてくるのである。

そういう癖がつくと、自分の体や命を最大に生かすことができなくなるのである。

人間は全力で今日一日生きて、自分の生命を生かしたら、今度は生命をゆっくり休ませるというような体になっているはずである。

ただ頭の中だけで物事を片づけようとするから、寝ていても堂々巡りして少しもまとまらないのである。

そうなると雪だるまみたいに、あれこれとつまらないことが頭の中に積み重なってしまう。

悩みは雪だるまのようなものである。

悩みで悩んだ心で解決できない。

解決できないどころか、更に膨れ上がってくるだけなのである。

暗闇を暗闇で消すことはできない。

暗闇は光でしか消すことができない。

それと同じで、私たちの悩みを悩みで消せないけれど、明るい希望や夢を持てば悩みは消えていくのである。

だから、悩みを解決するには、今抱えている悩みや問題から逃げないで、立ち向かっていくことである。

逃げないで、悩みに向かっていくと、それが幻であることに気づく。

自分で行動も起こさず考えているのは、全部幻なのであって事実ではない。

取り越し苦労というか、持ち越し苦労というか、過去に終わったことをいつまでもくよくよしているのだ。

これから起きるか起こらないかわからないようなことでも、悪いことを予想して考える人がいる。

私たちの心が物事を創造していくから、悪いことを心に思えば本当にそのとおりになっていく。

悪いことが実現していくのである。

だから、なるべく明るい前向きな思い方、考え方で、自分の一日一日を全力で取り組んで、自分の命を全力で引き出してやる。

そうすると、安心してゆっくり眠れる。

もしあなたが、現在眠れなくて困っていたならば、眠るための努力をするのではなく、自分の命を全力で引き出すための努力をしていただきたい。