1367.宇宙単位で考える仕事

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生き方教室より
「人に喜ばれるようにするのがビジネスの本質である」と説く人もいるが、それはビジネスの一側面だけを見ているにすぎない。

人に喜ばれるだけでは、ビジネス全体のことを把握しているとはいえないのである。

「ビジネスの本質とは、人が喜び、自分も喜び、周りも喜び、社会も喜び、そしてそれがすべて宇宙のためになっている」ということなのである。

全部が喜ぶ、ということは全部がうまくいく、ということなのである。

だから、ビジネスイコール「調和」といっても良いし、ビジネスイコール「愛」といっても良い。

今、バブル経済時代の後遺症に悩む人や、株や土地価格の暴落、円高円安などで悩む人が少なくない。

中小企業だけでなく、大企業も様々な問題に直面している。こういう状況を見て、ビジネスの転換期、経済の転換期などという人もいる。

これからは、目先のことだけを考えて金儲けする時代ではないのである。目先のことだけを考えて大儲けした人が偉いとか、素晴らしいのだといい続けているかぎり、現在の経済問題は永遠に解決しないのである。

考えてみると、経済問題がどうの、土地問題がどうのといわれているが、どんな金持ちだって寿命が尽きれば死んでいかなければならない。

巨万の富を築いても、死んだ時は全部置いていかなければならない。土地の所有権を各々主張しているが、元々土地は地球のもので、宇宙のものなのである。

だから、これからは今までのやり方を超越した展望が必要になってくる。二十一世紀は、宇宙単位、世界単位、全体単位で物事を考えるビジネスが求められてくる。

そして、その観点から出発する企業が本当の意味で伸びる企業といえるであろう。