佐藤康行の言葉をお伝えします。
最近夫婦関係の相談を受けることが多いのですが、自営業のU・Tさんもその一人でした。
「夫婦関係があまりうまくいっていないんですよ。経営も順調じゃないですし……。ウチの女房からすれば、人生こんなはずじゃない、おかしいという気持ちなんだと思います。私も精一杯やっているんですけど……。女房は、経営が順調じゃないのは、私が浮気をしたり、余計なことを外でやっているからじゃないか、というのです。もちろん、いまこの厳しい状況のなかで、まったくそんな気持ちはないんです。またそんな気持ちにもならないです。仕事に一生懸命でそんな余裕ははっきりいって、ないんですが……」
浮気という疑いは一体どこからくるのでしょうか?
それは元々は、自分は愛されていないんじゃないか、というところからきているのです。
奥さんはご主人の外での行動のことをいっているのではないのです。
ご主人の奥さんに対する行動のことをいっているのです。
それが表現できないだけなのです。
自分が本当に愛されて満たされたら、疑いの心を持たなくなるのです。
満たされていない、足りないから、疑いの心がでるのです。
ですから愛してあげるということなのですが、その元はやはりセックスなのです。
ちゃんとそういうことをしているか、そういう状況を作ってあげているか?
そういうことが夫婦の一番真ん中にあると思います。
魂の満足というのは、本当に自分と一つだということを、夫婦のどちらも心から思えるということです。
そうすれば、本当にご主人の成功を願うようになります。
男女というのは、もともと一つなのが二つに分かれたのですから、一つになったら、本当に力が出てくるのです。
事業がうまくいかない人というのは、まず家庭がおかしくなってから、事業が後からゆっくりおかしくなっていく場合が多いのです。
ですからまず、奥さんとの関係を一つにすることです。
その中心になるのはセックスですから、ではどうしたらそこを解決できるかを考えればいいのです。
ここを解決しないと、夫婦の問題は解決しません。
奥さんを最大の協力者にすることが、仕事の成功の鍵でもあるのです。