1235.他力の真の意味を知る

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

他力、自力という言葉において、他力とは他の力という意味ではありません。

他力本願、自力本願とよく言いますが、お参りしてお願いしますということが他力本願という意味ではないのです。

もっと深い意味があるのです。

仏様が自分に幸せを与えてくれたとか、成功に導いてくれたということを他力本願と言い、そして自分でやるということを自力本願と言ったりしますが、しかし、本当の意味はそういう意味ではないのです。

他力とはどういうことかと言うと、我々人間以外の力、俗に神とか宇宙の創造者とかいろいろな言葉で言われていますが、そういう力のことを言うのです。

人間をつくったのは人間ではないし、地球をつくったのも人間ではありません。

ましてや大宇宙、銀河系を人間がつくれようがないのです。

しかし、そういう創造主があるはずです。

他力とはそういう観点で捉えていくべきであると思います。

実は私の体験談について知っている方もいると思いますが、私は皿洗いから始め、全くの無一文から一生懸命頑張りここまできました。

営業していた時に歯を食いしばって、頑張っていたから歯が斜めにすり減ったこともありました。

靴が一カ月で穴があくぐらい頑張ったこともありました。

昔は、確かに自分の頑張り、根性などでやってきたのですが、その後、何となく別の力が働いていることを意識するようになりました。

だから、自分の単なる根性とかそういうことではない違う力で動かされている、どうやらそちらの力の方がはるかに強いと感じるようになったのです。

時計の振り子でいうと、自分の意思で動こうとする力、しかし戻る力が強いと必ず意識がパッと離れ、また元に戻ります。

その元に戻る力は一つの法則です。

ですから、他力とは別の言い方をするとある一つの法則とも言えます。

故に、その法則を無視して頑張っても、いつか苦しむのは自分なのです。

まず、法則ということを理解して、そして法則に沿った上で自分の目的、目標を立てていくことが大切です。

そうすると無理がなくなるからです。