1156.人間は過去の記憶でできている

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「人間は過去の記憶でできている!」
についてです。

それはどうしてか…?

それは、
過去の記憶がみんな違うからなんです。

人間は
記憶でできているんです。

遺伝子は記憶そのものです。

遺伝子の記憶と、
前世の記憶が折り重なって
生まれて来ると言われています。

そして、

両親、
兄弟、
学校の先生、
会社の上司…

そんな人たちの
影響を全て受けている。

全部細胞レベルで
覚えているんです。

その眠っている記憶が、

人との縁によって
蘇ってくるんです。

だから、

優秀な監督や
先生と出会うことによって、

才能が
開花したりしますよね。

出会いによって変わるんです。

結婚でも、

相手を間違えちゃったら、

ほとんど自分を出せないで
終わっちゃう場合もあるしね。

逆に、

ものすごく
素晴らしくなる場合もある。

いろんな人と
触れ合うことによって、

自分の中にあるものが
引き出されていく。

辛かったこと、
悲しかったこと、
嬉しかったこと、
感謝したこと、
騙されたこと…

そういった記憶が、

外の刺激によって
自分の中から蘇ってくる。

それは最近の記憶なのか、

子どもの頃の記憶なのか、

もっと前の
遺伝子の記憶なのか、

あるいは、

前世の記憶なのか、

どの記憶なのかは
わからないけど、

とにかく
過去の記憶が蘇ってくる。

これのことを
業とかカルマと言います。

とにかく、

これを何とかしなきゃならない。

これを何とかしないと、

どうしてもマイナス的な心が
湧いてきてしまうわけです。

そうすると、

いつまで経っても
幸運はやって来ない。

宗教の本来の仕事は、

この業を
大掃除することなんです。

でも、

実際には
できていませんよね。

いくら良い教えを聞いて、
それを頭にインプットしても、

業は
びくともしません。

良い教えを
どんなに聞いて学んでも、

過去の記憶は絶対に消えない。

例えば、

子どもの頃、

親から差別されたり虐待されたと
思っていたら、

いくら
「親孝行しなさい」とか、

「親には感謝の気持ちを持ちなさい」
なんて教えられても、

その記憶はなくならない。

逆に、

教えられれば
教えられるほど、

親に感謝できない自分に
苦しくなってくる。

それが自己嫌悪になり、

やがては
自己処罰をするようになってしまう。

良い教えを学べば学ぶほど、

苦しくなってしまうんです。