1193.恐怖心はトラウマが原因

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「恐怖心が強いのは、トラウマが原因」

についてです。

普通の人なら怯えないような時に、

必要以上に怯える場合は、

何かトラウマを

持っている場合が多いんです。

でも、

それは自分でもわからないことが

ほとんどです。

幼児体験がトラウマになっている場合も

よくあります。

でもそれは、

自分自身では覚えていません。

自分の体験だけではありません。

トラウマには先祖代々から

引き継がれたものだってあるんです。

私の所に相談に見える人の中には、

時々在日韓国人の方がいます。

彼らを見ていると、

例え当人たちが三世で、

差別を受けた経験がなくても、

両親や祖父母が差別に遭っていると、

そのトラウマを

遺伝子で引き継いでいる場合が

多いんです。

また、

親たちが何気なく言っていることも

全部インプットされていきます。

そうやって、

まわりの人たちが

知らず知らずに敵に見え、

恐怖心を持ってしまうんです。

自分でも原因のわからない恐怖心を

持っていたとしたら、

真実を知ろうとすることです。

真実がわかると、

それだけで

恐怖心はだいぶ軽くなります。

在日韓国人三世の若者に

そのことを話すと、

「自分が在日韓国人だから

こうやって恐怖心を背負っているんだと

わかっただけでも、

少し楽になりました」と

言っていました。

原因がわからないと

恐怖心が生まれます。

目をつぶっていると、

「崖に落ちないかな…」と

恐怖になります。

でも、目を開ければ、

どこに崖があるということがわかって

怖くなくなります。

真実を知ることが、

恐怖や不安をなくしていく

一つのコツなんです。

「ああ、なるほど。

これが私が恐怖心を持っていた原因

だったんだ」とわかることです。

真実を

とことん追求していくんです。

しかし、

その原因がわかっただけでは、

なかなか

楽にならない場合もあります。

例えば、

痛みの原因がガンだとわかったら、

ますます恐怖に襲われてしまいます。

だから、

もう一つ恐怖心をなくす方法は、

その問題を解決できる場所や方法を

見つけることです。

例えガンだとわかっても、

ここに行けば治療ができると

いうことがはっきりとわかれば、

それで大分恐怖心はなくなるはずです。

逆に、

自分の恐怖心や不安を利用するくらいの

気持ちを持てば一番良いんです。

そのことによって

根本的に問題を解決できたら、

恐怖心や不安があったお陰と

いうことになります。

その時には、

恐怖心や不安が、

一転して財産になってしまうんです。

それがわかれば、

もうその時点で恐怖心や不安と

上手く付き合っていけるように

なるんです。

今までは

心の問題のことは

放ったらかしにされてきました。

だから、

うつ病になったり、

引きこもりになっても、

何が原因なのか

誰もわかりませんでした。

でも、

これからは、

何が原因なのかを探求していくんです。

そして解決していく時代なんです。