1117.相手に譲るとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

相手に譲るという事です。

当然プロカウンセラーとしてですからそういう相手に譲る姿勢。

そういう事です。

その話している事がいいか悪いかは全然関係ないんです。

それは問題じゃない。

いいか悪いかを否定したりしない事です。

あまり評価を付けない事です。

それがコツです。

よろしいですね、聞く事が中心です。

まずそういう所からやりながら皆さんと進めて参りたいと思います。

言葉と心と真我という風に分けて、相手の言っている言葉を理解しそして相手の言わんとしている心を理解する。

そして相手の真我を理解する。

この最後が全然違う事です。

相手は何を自分に言ってくれているのか、どういう心で言っているのか、相手の究極の本心は何なのか、それを引き出していく事です。

それを、目に心眼ていうのがあり、心の目でみる。

今度は心の耳で聞く。

相手が何かを言っているんですけど、本当は何が言いたいのかという、言っている言葉の奥まで見れるようになったらいいですよね。

一生懸命誰かの悪口を言っているんだけど、本当はその人に分かって欲しいんだと理解して欲しいんだと、いう本心があるその心を分かってあげるようにする。

自分の考えを言ってはダメなんです。

相手の考えをオウム返しするだけなんです。

絶対感想を言ってはダメなんです。

これから。

誰の感想もいらないんです。

誰の意見もいらないんです。

分かってあげるだけでいいんです。

いうなれば、オウムというより鏡のように返してあげればいいだけです。

鏡は自分の顔みて、あーこんな顔だなって。

ここに余分な人の顔が横に入ったら、分かりますよね。

言葉と心を鏡にして返してあげる、そういう事です。

訓練ですから、だんだんだんだん相手の心を分かってあげられる訓練になる訳なんです。

最初はどうしても言葉に惑わされてしまう。

でも皆さん、心をそのまま言葉に出せる人いると思います?

そんなことは出来ないですよ。

口1個じゃ足りないから。

いっぱいなければ、あれもこれもって、ですよね。

だから、心のほんの僅かしか言葉に出せないんです。

時には反対の事を言ったりする事もある。

本当は好きなのに、嫌いな様な事を言ったり。

嫌いなのに、好きな様な事を言ったり。

色んな建前上があるじゃないですか。

その言葉と心とは違うと思って受け止めるんです。

よろしいですね。

そういう事を受け取る訓練です。

もう一回いいますよ。

自分の考えじゃないんですよ。

相手の言っている事を鏡のように返していく。

自分の主観がなければないほどいい訳です、自分の。

人生経験豊富な人ほど主観が入ってきますから。

カウンセラーは、カウンセラーっていうのは、教えてもらう立場。

普通はプロは教える立場っていうのが、普通の社会ですね、これ逆なんです。

ここではカウンセラーが教えて貰う立場なんです。

よろしいですね。

相談者の事を聞くんですから。

教えて貰う立場じゃないですか。