1013.もとに戻ろうとする働き

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「すべての病気は、もとに戻ろうとする働きを促している」

についてです。

意識の時代になれば、

「さまざまな病気の原因は

人間の心の内にある」

と、とらえるのが

常識になっていくでしょう。

病気とは、症状の前に

本人の心が作り出すものです。

怨み、妬み、憎しみ、怒りなどが

意識に影響を及ぼし、行動に示され、

体の異常となってあらわれるのです。

その心を作りだすものは、

人間関係によるストレスや

過去世の記憶などです。

心が歪んだ形で体に影響をあたえ、

病気を作り出していきます。

宇宙の法則によって、

いわば神が創り出した人間の生命は、

常にもとにもどろうとする

働きがあります。

常にもとの形に返ろうという

働きがあるのです。

病気治療はそこを土台にして、

研究していくべきなのです。

心に影響をあたえる過去世は、

業からきています。

遺伝子的に先祖から伝えられた情報です。

それはまた、人間の心の中にある

闇といわれる部分です。

闇を消すにはどうしたらいいでしょうか。

それは宇宙そのもの、神そのものという

本来の自分に目覚めることです。

宇宙とは、すなわち愛そのものです。

だから、愛の光を闇に照らすのです。

愛という光に当たれば、

過去何万年、何十万年前にできた闇でも、

一瞬にして消えてしまいます。

反対に、心が業を抱えたままでいる限り、

闇は闇のままで意識に沈潜して、

さまざまな悪影響を本人の人生に

及ぼしていきます。

大胆にいわせていただくなら、

病気の根源は業からきています。

病気を治すには根源から

対処するのが一番なのです。

それには、心を愛や、光や、

歓びで満たすようにすればよいのです。

意識の時代の医療とは、

ここに照準を当てて

病気の根源を断つことにあります。

医療の理想とは、

薬も注射もメスも使わず、

いわば外部的なものに頼らずに、

自らの心のもち方で病気を治す、

いや、病気にならない五体を

保つことにほかなりません。