佐藤康行の言葉をお伝えします。
「八つ当たりの長期版」
についてです。
結婚しても
「相手が誰でも何故か
理由も無く離婚したくなる、
幸せになるほど自分で壊したくなる」
という思いに駆られ、実際に離婚し、
また再婚した相手とも
離婚寸前の女性がいました。
彼女は幼少の頃、
浮気をしていた父親をとても恨み、
母親の痛みの復讐を
子供心に胸に抱いて育ちました。
しかし、
頭では親には感謝しましょうと
教わっているので、
恨む気持ちを、無理やり
心の奥の潜在意識に
押し込み閉まったまま、
表面的には忘れたように
なっていたのです。
しかし、潜在意識は、
誰彼の区別がつかず、
父親への恨みが、
そのまま夫に出ていたのです。
まさに八つ当たりの長期版
ともいえるのです。
こうした、過去の体験と言う原因が、
別の対象に同じ現象のパターンを
繰り返してしまう性質になっているのです。