1505.真我に目覚めるとお試しが来る

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生命の覚醒より
人生には二つの道があります。

一つはエゴの道、もう一つは真我の道です。

エゴの道の先は崖です。

真我の道の先は黄金です。

両方の道を行くことはできません。

体が片方の道を進み始めたら、片足だけもう一方の道を歩むということはできません。

みなさんが真我を開いて、真我の道を進んで行くと、その過程でこの二つの選択肢がお試しのようにくることがあります。

ある会社の経営者で、“かっぽれ”という踊りに夢中になり過ぎて、会社を倒産させてしまった人がいました。

奥さんにも離縁されるし、借金取りに追われて街も歩けないという状態で、まさに首吊り寸前でした。

そんな彼が、これが最後の頼みとばかりに真我開発講座を受講しに来たのです。

彼は「未来内観」を受けて、ものすごく元気になりました。

意識が変わったことで、いい縁ができ始めたのです。それからいい友達もできて、いい話も来始めました。

そして、さらに次の「宇宙無限力」も受ける日にちを決めていたのです。

そんなある日、彼の所にある経営者の団体から「“かっぽれ”を踊ってくれませんか」という依頼が来ました。

それも千人くらいの前で、ということでした。その日にちが何と「宇宙無限力」と同じ日にちだったのです。

これが“お試し”なのです。

さあ、みなさんならどちらを選ぶでしょうか。

“かっぽれ”の方は、千人の前での晴れ舞台です。

それに、いくらかお金ももらえます。講座の方は逆にお金がかかります。

答えは簡単です。彼は“かっぽれ”を踊ってばかりいて会社を倒産させたのです。

そして講座を受けたことで立ち直って運が良くなってきたのです。

しかし彼は、かっぽれの方を選んでしまったのです。

それから二、三ヶ月後に、彼の知り合いの方が私の所に訪ねて来ました。

「いやあ、参りましたよ、彼には。二百万、彼に引っ掛かりましたよ。電話をしたら事務所はもうもぬけの殻でした」

そんなことをやってしまったら、今度は経営者としてはもう再生できません。

これは、ものすごくわかりやすい例です。

目先の損とか得とか、好きとか嫌いとか、自分に都合がいいとか悪いとか、そういうものは早く越さなければならないのです。