996.悟りの真髄は真我に目覚めること

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「悟りの真髄は真我に目覚めることにある」

についてです。

中国の荘子は、

宇宙にあるすべてのものは

ひとつであるといいましたが、

全くそのとおりです。

草や木、石も含めてすべてひとつです。

アインシュタインが

特殊相対性理論の中で、

「時間や空間は絶対的に

固定されたものではない」

と言いましたが、そのとおりです。

それはあくまで

人間の概念の産物だからです。

時間、空間と”間“がつくものは

人間が作り出したものにすぎません。

人間が勝手に見えるものとして

作った何物でもないのです。

「あなたはすでに悟っている。

ただその事実に目覚めるかどうかである」

という言い方があります。

そうなのです。

もう、すでに悟っているあなたを

真我に目覚めさせるということです。

あなたの内にある真我は、

すでに悟っているのです。

あなたに内在する真我は完璧なのです。

太陽は雲の陰に隠れていますが、

いつもあるのと同じです。

雲で見えないから

太陽はないとはいいません。

太陽は雲で隠れていようといまいと、

常にあるということです。

雲があろうとなかろうと、

太陽はいつもあるのです。

あなたの内にある真我、

本当の自分という真我も、

気づこうと気づくまいと

厳然としてあるのです。

真我のことをむずかしく考える必要は

さらさらありません。

たとえば「愛の心」を見るだけで、

真我の一部に触れることができます。

両親の子供に対する無償の愛は、真我です。

真我そのものです。

そのありがたさに、

気づくか気づかないかの違い

があるだけです。

愛のない人間はいないように、

真我は誰にでもあるのです。