佐藤康行の言葉をお伝えします。
「固定的実体~人間の姿は、 ある固定化された倍率だけの世界」
についてです。
目で人間を見るとき、
普通は私たちの普段知っている
肉体の人間が見えます。
しかし、もし何万倍率も見える
顕微鏡のような目を持っていたら、
普段の肉体としての
人間の姿には見えないでしょう。
仮に細胞まで見える
倍率の目があったら、
人間でなく細胞として見えます。
原子が見える目があったら、
原子が見えます。
しかし、どの倍率で見ても、
その人間の事実であることに
変わりはありません。
つまり私たちが見ている人間の姿は、
ある固定化された倍率だけの世界、
その人のレベルでみたものであって、
そのものの実態ではないのです。
事実は無限にあるのです。