1171.執着の愛と放つ愛

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「愛には“執着の愛”と“放つ愛”がある」

についてです。

『捨てる』と言うのは、

ある一部分だけを捨てるのではなく、

一度全部捨ててみる、

ということなのです。

モノも、本も知識も、

それこそ、

自分の子どもも、伴侶も、

親も、自分の命さえも

全部捨てなさいということなのです。

例えば、

最近では引きこもりや家庭内暴力などの

問題が顕著になってきていますが、

子どもがおかしくなる、

というのは、

親が、

自分の子どもは全部自分の所有物だ、

と思っているのが原因なのです。

子どもを、

モノのような扱いをして、

親の思うように、

「こうなって欲しいああなって欲しい」

といった願いを持つのです。

その願いが問題なのです。

「こうなって欲しい」という親の願いを

子どもに持つのと、

子どもが本来持っている力を発揮し、

そのものが自然と伸びようとするのは

全く違うのです。

チューリップなのに

バラのように咲いて欲しいと願ったら、

願われたほうは苦しくなるのです。

まして、

願ってくれているのが

自分の親だとしたら、

子どもは親の期待にこたえようと、

叶わぬ願いにむかって

努力してしまうのです。

この苦しみは、

全部執着から来るのです。

だから、

一回全部、

執着を手放して捨ててみると

今の社会問題が

全部解決していくのです。