982.人間としての究極の資質に目覚める

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「人間としての究極の資質に目覚める」

についてです。

私たちが道を歩く場合でも、

その目的や行き先がわからないと、

とても不安になります。

しかし、目的がはっきりして、

そのためにはどの道をいくのが

最善なのかが前もってわかれば、

何の迷いもなく

歩きはじめることができます。

そうなれば、途中、

景色を楽しむ余裕すら

生まれるでしょう。

さらには、

ひとりより何人かで連れ立っていけば、

会話もいっそうはずむでしょう。

途中で休憩をとったり

道草を楽しむうちに、

いつのまにか目的地に

到達してしまうことでしょう。

ところが目的も定まらず、

一寸先さえよく見えない、

いわば闇夜の中の道を行くときは

どうでしょうか。

当然のことに、

景色を見る余裕もなければ、

人と話をする余裕さえないでしょう。

常に、この先はどうなるのか

という不安がよぎり、

それが妄想にさえなってしまいます。

こうなると、

将来に対する不安にも増して、

妄想が妄想をよび、先へ進むにも、

恐怖感でいっぱいになり、

一歩も前へ進めなくなるかもしれません。

そのためにはどうしても私たち日本人、

いや人類全体がこれから先、

どの道を通ったら、

一番素晴らしい道を歩めるのか

ということが大変重要になってきます。

ひと言でいえば、これから

新しく人類の夜明けとなるのは、

「科学万能の時代」から、

「意識再生の時代」に

向かうということです。

そうすることで未来に対する

明るい方向性が見える時代になるのです。

いままでは、

人間は脳で考えることが

もっとも尊いと思っていました。

しかし、人間の脳そのものを

創った大いなるもの、

人間を創った大いなる大自然、

大宇宙の力そのものの

根本的真理が見えなければ、

やがて、人類そのものが

地球に住めなくなる時代がきても、

何らおかしくないのです。

人間の脳から生み出された

科学技術によって、

地球は生態系が破壊される

寸前まできてしまったからです。

その意味で、これからは

宇宙の法則にそった生き方こそ、

もっとも優先すべき生き方

といえるでしょう。

私は過去15年にわたって、

個人個人を脳で考えること以前に、

心の深層、心の一番深いところ

にある本当の自分、

すなわち真我という

宇宙意識に目覚めさせる

お手伝いをしてきました。

そうして、11万人をこえる人たちを

目覚めさせてきました。

その結果、いまや確信に強い

強烈な結論を感得せざるをえません。

それは、人間の第三の機能、

いわば究極の機能ともいえる、

本当の自分である

真我に目覚めることこそが、

きたるべき意識の時代における

もっとも重要なことだと――。

それは、単なる個人としての目覚めや、

日本の国そのものの

目覚めはもちろんのこと、

人類全体の目覚めまでを

視野に入れてのものです。

なぜならば、

人間ひとりひとりの目覚めと、

日本人そのものの目覚めと、

人類全体の目覚めは、

じつは全く同じものだからです。