935.宇宙は一つ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「日本は島国ではない」

についてです。

島国日本と、私たちは

口をそろえていいます。

しかし、そのような狭くて

小さな考え方では、

日本人は未だに鎖国の領域から

ぬけ出ていないということです。

明治維新前の江戸時代では、

日本は自ら鎖国政策をとって、

世界を知る窓を長崎という

たった一つに限ってしまいました。

織田信長は地球儀を手に入れて、

世界の中の日本の位置を

知っていたといいます。

あまりも小さい日本の国土を

知った信長が思ったことは

何だったのでしょう。

日本という国の位置、そして、

その余りにも小さな存在を知るほどに、

逆に世界の大きさを知るほどに、

人間の意識は明らかな違いを

生み出します。

それは、より鳥瞰的な見方、

より全体的な考え方になっていく

ということです。

なぜ、もっと地球単位、宇宙単位に

日本人は考えないのでしょう。

日本は断じて

島国なんかじゃありません。

なぜならば、海の下では土ですべて

つながっているじゃありませんか。

海の水を全部とってみてください。

全部陸つづきです。

日本列島もかつての氷河期においては

中国大陸と陸つづきだった

時代があります。

私たちは、海の水があるだけで、

国と国を分け隔てる

考えに陥っています。

たとえば中国や韓国を

日本と分断したり、差別したり、

逆にされたりしています。

そのような小さな発想のレベルから

ぬけ出られない時代が

ずっとつづいています。

なぜ、このような小さなものの

考え方をするのでしょうか。

海の水があるだけで

自国と他国を分離しようとしたり、

国境、人種、宗教、文化、歴史、

言葉などの違いだけで

人間を差別したり区別したりして、

戦いの歴史が繰り返されてきました。

それは、私たちの脳で考える、

ものごとを小さく分けようとする、

分離感でとらえる浅いとらえ方です。

意識の高い人というのは、

頭がいいとか、

お金持ちとかではなく、

間違いないのは愛の視野が

広い人のことです。

愛の視野が広い人とは、

すべてはひとつという

考え方をもつ人です。

あなたと私はひとつ。

わが家はひとつ。

日本はひとつ。

世界はひとつ。

宇宙はひとつ。

このように、

大きなひとつという概念を

もっている人が意識の高い人です。

日本はもともと単一民族ゆえに、

島国で孤立した国という

自己イメージがあります。

だからこそ、

そういう意識のレベルから

脱皮して、世界中と仲良くする、

地球はひとつという意識に

早く目覚めるべきなのです。

むしろ、日本はその先頭に立って、

本当の意味で地球をひとつにする

大きな役割があると、

私は思っています。