855.魂の向上

佐藤康行の言葉をお伝えします。

魂の向上を、スピードアップし
魂を継承するについてです。

私たちは、これから魂の向上を、
スピードアップ
しなければなりません。

自分自身のみならず、
自分より後の世代のことも
考えなければならない
ということです。

科学技術の向上は、
すでに開発された物の土台の上に、
さらに積み上げることができます。

いわば駅伝のように、
前の走者の走り終わった地点から、
次の走者がスタートできたのです。

こうして人類は、
古代から始まり、
現在では途方もない
科学的な知識や技術を
獲得してきました。

しかし精神面では、
私たちは常に一人なのです。

イエスや釈迦が到達した、
その地点からスタートすることなど、
できないのです。

そのために、人類の精神は
今に至るも著しく低いものに
なっているのです。

戦争は止まず、
人々は小さなエゴイズムの虜になり、
愛はなかなか広まりません。

これからは、精神の発達も、
駅伝のように先人が
到達した地点から
スタートしたいものです。

それが、
魂を継承するということです。

もう魂が、
一人ぼっちの孤独に震え、
うずくまる時代であっては
なりません。

一つの魂は、他の多くの魂が
支えなければなりません。

先人の魂が後代の魂に、
多くのものを残すのです。

後代の魂はそれをさらに磨き、
そしてもっと後代の魂に
わたすのです。

この営みが永遠に続くのです。

こうした営みの基盤には、
真我があります。

みんな真我でつながっているから、
時間的、空間的に
離れたところにいる
人間同士でも、魂の継承が
なされるのです。

これからは、魂の向上も、
科学技術のように
先人が到達した地点から
スタートできるようで
ありたいものです。

それには、真我の開発が
不可欠なのです。

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