1172.山を積むか穴を掘るか

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「与える心が豊かさを無限に引き寄せる」

についてです。

恐怖心を、

前もって自らの意思で捨てることが

大切なのです。

例えば、

プールに落ちそうになった時、

過ぎる恐怖心がありますが、

人から押されて落ちるのと、

自分の意思で落ちるのでは、

その感じる恐怖心は、

ぜんぜん違うのです。

だから、

自分の意思で「捨てる」。

そうする事によって、

自由自在になるし身軽になります。

すると、

全く新しい知恵や発想が出てきます。

今までの発想は、

丁度バブルの時代の発想で、

モノを集めて

山のようにしていくのです。

これからの新しい本物の時代

と言うのは逆です。

集めて山のようにするのではなく、

穴を掘っていったら、

その穴に周りから水が

バーっと入ってくるような感覚です。

穴を掘ったら自動的に水が

入ってくるように、

豊かさがどんどん引き寄せられて

くるのです。

スーッと

向こうから寄ってくるように入ってくる。

穴を掘っていれば向こうから入ってくる。

こういう発想なのです。

山のように自分のところに集めるのは

大変な労力がいります。

しかし、

穴を掘る発想は労力が要らないのです。

山と穴、

この二つは同じ量だとしても、

山のほうは敵を作る可能性があります。

それは、

奪う人があれば奪われる人が

いるからなのです。

山のほうは大変疲れます。

それから、

山のほうは、

どんどん集めていくと、

今度は集めたものが崩れるのが

怖くなってくるのです。

穴を掘るのは向こうから

埋まって来る世界だから、

崩れようがないわけです。

掘ったものを捨てていくことによって、

代わりが入ってきます。

これが『捨てる哲学』です。

今まで入っていたものを捨てるのです。

例えば、

知識だって、

こだわっていたら入ってこない。

バッて捨てたら新しいものが入ってくる。

それと同じなのです。

改革もそうなのです。

江戸幕府を捨てたから明治維新に

なったのであり、

捨てなければ明治維新に

なりませんでした。

今までの政治を捨てて、

初めて構造改革になるのです。

昔の政治のやり方を

捨てなければできません。

みんな今までの習慣を

捨てないから改革できないのです。

だから、

『捨てる哲学』は、

現代社会や政治に最も必要な

発想なのです。