1661.小聖は山で悟り、大聖は町で悟る

真我日記

写真は豚汁です。愛媛から久しぶりにこちらに戻ってきた夫に愛を込めて作りました。

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佐藤先生の言葉をお伝えします。著書宇宙意識で因縁わ切るより
精神世界を追及している人は、様々な本を読んだり、いろいろな所に出向いたりして、求めて求めて、求め歩いています。

しかし、本当にそこで魂の底から悟れる人というのは一握りしかいません。

そして、仮に山にこもって悟りを得ることができたとしても、街に下りて現実に戻った時、仕事の問題、職場での人間関係、お金の問題、健康の問題、夫婦の問題、親子の問題と、実に様々な問題が待っているのが実情です。

せっかく悟っても、本当に現実の中で生かすことができるのかということが問題です。

しかし、本当に”本当の自分”に目覚めていくと、”本当の自分”は愛ですから、愛から出る知恵が自然とわき出てきて、人に対する思いも、仕事に対する姿勢もすべて変わってきます。

そして、その結果、人間関係の問題も、仕事の問題も、そして、健康の問題も、家族の問題も、すべての問題がそこから見事に解決していくのです。

”本当の自分”に目覚めることによって、本当の悟り、実践に役立つ究極の悟りを得ることができるのです。

「小聖は山で悟り、大聖は町で悟る」という言葉があります。

まさに、私たちは、町の中で悟りを得ていくということが、最も大切なことなのです。

健康食品の営業をしている三浦浩太郎さん(仮名・36歳)も、大変熱心な勉強家でした。
もちろん仕事柄、営業のノウハウ本は数多く読んで勉強していましたが、精神的な悟りが営業にもつながるはずだと彼は感じていたので、営業のテクニックを超えるような本を探し続けていました。

そんな時手にしたのが、私の著書『究極のセールス』でした。

この本を読んで、ここに答えがありそうだと感じた彼は、たて続けに私の著書『遺伝子とサムシング・グレートは教える』も読みました。

三浦さんは、以前から精神世界の勉強をした中で、本当の自分を知ることが最も大事だということは知っていました。

そして、そのために自分で瞑想をやったりもしていました。

瞑想をすることで、確かに疲れを取ることはできましたが、実生活やビジネスに生かすことはできないでいました。

そんな彼が、本当の自分を自覚するために、私の所を訪ねてきました。

彼は、自分自身の奥深くを探っていくうちに、突然、親と自分の命がつながっていることを実感することができました。

親の愛、宇宙の愛、調和の愛を体で感じることができたのです。

その瞬間、彼の瞼からは感動の涙が止めどなくあふれ出てきました。

自分自身が体全体で体験して初めて、頭で理解することとはまったく違うことだということに気づいたのでした。

その体験以来、彼の考え方も発想も大きく変わっていきました。

そして、それが彼の実生活やビジネスにも変化をもたらしました。

「実は今日、あるお客さんに断られたんです。

その時、不思議なんですが、笑顔が出てきたんです。

以前だったら、『こんちくしょう』という気持ちになって、怒りが爆発して。

結局最後は酒を飲んで愚痴をいう、というパターンだったのです。

でも、今日はありがとうという心になって、自然と笑顔が出てきたんです。

仕事に対するストレスはなくなってしまいました」

お母さんとの関係もまったく変わってしまいました。

以前の彼は、自分をわかってもらいたい一心で、言うべきことは言い、怒りをぶつけてきたのですが、今はお母さんとも普通に話せるようになったのです。

彼は、自分自身の本当の愛に目覚めることによって、態度も話し方も自然と穏やかで優しいものになったのでした。