1482.心のフィルムで運命を最高にする

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
私たちの意識は、顕在意識、潜在意識、宇宙意識からなっています。

一般的に言われているように、顕在意識というものは、氷山の一角のように、意識の中のほんの一部でしかないのです。

その奥に、潜在意識というものがあって、これはちょうど大きな貯蔵タンクのようなものなのです。

さらにその奥に宇宙意識というものがあって、この意識は、自分自身と他人との境がない世界のことであり、宇宙全体と完全に調和している状態のことなのです。

顕在意識は、私たちが頭で判断したり、記憶したり、理解していることです。

しかし、すぐに使えて本当に重要なのは、潜在意識なのです。

普通、私たちは潜在意識の五%から十%くらいしか使っていないといわれています。

それでも、顕在意識に比べれば、潜在意識は私たちにとって、重要な働きをしてくれているのです。

私たちが忘れているようなことでも、潜在意識の大きな貯蔵タンクには残るのです。

何かを体験したり、見たり聞いたりしたものは、顕在意識では忘れても、潜在意識に映画のフィルムのように、記憶され残るのです。

それが心のフィルムなのです。

一度でも、体験したり、見たり聞いたりすると、全部私たちの潜在意識に入り、心のフィルムに焼き付けられるのです。

そして、同じような場面に出会うと、心のフィルムが作動して現象となって、現実となって現われてくるのです。

自分の人生を映す時に、そのフィルムがそのまま映るのです。

つまり、自分の目の前に現われる出来事は、すでに自分の心にあったことなのです。

ですから私たちの前に現われる現象を変えようとするのならば、まず心のフィルムを変えなくてはならないのです。

映画のスクリーンを一生懸命に変えようと思っても徒労に終わりますが、変える方法は簡単です。

フィルムをカシャッと変えれば画面は変わります。

物事が思い通りにいかないという人は、思い通りにいかない心のフィルムがあるのです。

いつも同じ失敗を繰り返している人や、進歩もせずに同じパターンで、同じ生活を繰り返している人は、過去に焼き付いたフィルムをそのまま映像化しているだけなので、基本的には同じことが目の前に現われてくるのです。

マイナス傾向のフィルムが多い人は、同じ失敗を何度も繰り返すことになるのです。

それを改善することが大切です。

心のフィルムを、プラス思考のフィルムで満たすのです。

それが自分の運命を成功の方向へと導いてくれるのです。

そのためには、成功している状況を、たくさん見たり、聞いたりすることなのです。

そして、うまくいっている姿や、成功している姿を、鮮明に思い浮かべ、心のフィルムに残していくのです。

そうすれば、いろいろな場面に出会った時に、プラス思考のフィルムが映し出され、現象としても物事がうまくいくのです。

運のよいひとというのは、よい心のフィルムを持っている人なのです。

運命というと、もやもやとして、よく分からないようなものと考えられていることが多いのですが、心の作用をよく知れば、自分の運命を自ら切り開いていくことが可能なのです。

しかし、プラス思考の心で積極的に行動しても、思い通りにことが運ばない場合もあります。

こういう場合は、遭遇するであろう障害をほとんど考えていないことに起因していることが多いのです。