1477.本当の謙虚とは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
日本人には、謙虚さを美徳と考えるような風潮があります。

それはそれで、一つの文化として価値がありますが、しかし、本当に謙虚な人というのは実際は少ないのです。

ほとんどの人は、謙虚そうにふるまっているだけなのです。

極端な見方をすれば、謙虚というのは、大ボラ吹きなのです。

他人から誉められると「いや、私なんかとんでもありません。まだまだですよ」という意味の返答をしています。

しかし、本当にそう思っているのでしょうか。本心では、そうではない場合が多いのではないでしょうか。

謙虚そうに答えてみても、実際の心の中では、全然違うことを考えていることが多いのです。

謙虚そうにふるまって「いや、私などはとんでもない」というのは、自分が謙虚で素晴らしい人、と思われたい心理が働いている事が多いのです。

そのような心理が、謙虚そうな発言を引き出しているのです。

謙虚で、素晴らしい、立派な人間、と思われたいという飾りの気持ちがある限り、それはホラ吹きなのです。

それは決して、本当の謙虚ではないのです。

むしろ、他人から誉められたら「ありがとうございます」と、素直に言うほうが、まだ謙虚なのです。

自分を認めてもらったことに対して、感謝するほうが謙虚なのです。

本当の謙虚というのは、自分の中に無限の力があることを信じて、その力をほんの僅かしか出してないことを自覚することなのです。

人間には、生まれながらにして、全て完全に揃っていることを自覚して、自分にはまだまだ使われていない無限の能力があることを確信することです。

これが本当の謙虚なのです。

もっと力があるのに、ほんの僅かしか力を出してないということを自覚することが、本当の謙虚であるということなのです。

そして、自分は一歩後ろに下がって、相手を前に出すことです。

それも謙虚な姿です。これから、ますます国際交流が行なわれる世界の中で、交渉下手と言われている日本人にとって、謙虚そうに見せた大ボラではなく、本当の意味の謙虚さを身につけることは、重要な課題です。

心に反した、表面上のテクニックというものは、すぐにメッキが剥げてしまうものなのです。

言葉を聞くのではなく、心を読み取ることです。

表面的なものを見るのではなく、その人の心はどうなのかということを、見るくせをつけるのです。

常に、その先は、さらにその奥は何なのかということに興味を持つようにするのです。

本質を見る、ということが私たち人間生活にとって重要なことなのです。