1389.世界が一変する視点

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生き方教室より
あなたは今、日本という国に属しながら、更にそれぞれの家庭、会社、組織に属している。それらはすべて別々の団体のように見えて、実は地球という一つの団体に属しているのである。

それは、人間だけではない。あらゆる生物、鉱物、無機物が地球という一つの団体の中で共存しているのである。

だから、私たちは「私」という個から物事を見ていくのではなく、全体の中から「私」という個を見なくてはならないのだ。

そうすれば、人生や仕事や組織は黙っていても能率が上がり、何をやってもスムーズにうまくいくのである。

全体を無視してあなた個人で動くと必ず壁にぶち当たり、行き詰まるのである。

この地球でさえ、宇宙の中の、銀河系の中の、太陽系の中の地球なのだ。

これは私たちの頭で認めようが、認めまいが事実であるから変えようがない。

人類は、二十一世紀に向かってこの絶対的な事実に目をそむけることはできない。

私たちは、この地球という全体の中で自分の役割、使命、天命を知り、生きていかなくてはならないのだ。

それを知ることによって、二度とない一度きりの肉体を持った人生を喜びと感謝と愛で満たすことができ、「生まれてきて本当によかった」と思えるようになるのである。

そうなれば当然、人と会うことが楽しくなり、仕事の能率も上がり、病気や疲れといったマイナス的なものは消えていくのだ。

郡盲象を評す、という言葉がある。

目の見えない人たちが象のしっぽを触ると、象とはロープのようなものだと思い、鼻を触ると丸太ん棒のようなものだと思い、足を触ると柱のようなものだと思い、おなかを触ると壁のようなものだと思うといった、部分でしか把握でいない人が全体を見渡すことができない、という意味だ。

私たちも、心でモノを見ずに、頭や目に見えるモノだけで物事を判断し、事実と異なったものの見方、考え方をしていることが多いのではないだろうか?

このような間違った見方をしないためには、地球全体の情勢、宇宙の法則という全体からモノを見、魂の底からそれを理解し、その上で自己の使命を全うしていく必要があるのである。

そうすれば周りの人たちに、未だかつてないくらいの歓喜と感謝が生まれ、奇跡といわれるような素晴らしい結果が残せるだろう。

これからの二十一世紀を生きる人々には、地球全体、いや、宇宙全体と私という観点で、ものを見、考え、それを実践しながら生きていくことが求められている。