人間の内面の仕組みは、三層構造でできているのです。
一番表面にはフタがあります。
それは、外から知識として学んで吸収したものです。
プラス思考だとか、愛しましょう、感謝しましょう、前向きになりましょう、素直になりましょう、といったものです。
また一般常識とか世間体、プライド、どうするのが恥ずかしい、といったものもこれです。
いい換えれば「頭」で考える世界といってもいいでしょう。
その「フタ」をはずすと、今度はなかには「ゴミ」がたくさんつまっています。
ゴミとは、みなさんがいわゆる本音といっている「心」です。
「プラス思考になれといってもムリだよなやっぱり」とマイナス思考になる。
これが「心」です。
ここには、良い心もたくさんありますが、この例のようにマイナス思考、不満、憎しみ、嫉み、怒り、猜疑心などじつに多くの心が混在しています。
自分自身のことを疑ってみたり、人前で本音を出せなかったり、コンプレックスを感じたりするのは、これを本当の自分だと思い込んでいるからなのです。
でも安心してください。
それは本当の自分ではないのです。
じつはこの「ゴミ」のさらに奥には、誰一人として例外なく、燦然と輝く「黄金の宝」が眠っているのです!
これを私は「真我」と名づけています。
「宇宙の心」あるいは「愛そのもの」または、「魂」、「神」と呼んでもよいでしょう。
これこそが本当の自分なのです。
私はこの「真我」を自覚することが何よりも大切だと確信しているのです。
私は毎月、「真我開発講座」という一泊二日のセミナーを開催していますが、このなかで、一人ひとり全員が自分の「真我」を見つけるということをやっているのです。
そのために、「フタ」をはずし、なかの「ゴミ」をきれいにそうじしていくのです。
そうすると、必ず、どんな人でも、最後には「黄金の宝」を見つけることができるのです。
その瞬間は、どんな人でも喜びと感動の涙を流します。
このときの感動は文章ではとても表現しきれません。
そして、これを引き出しさえすれば、すべて運命は良くなるのです。