1141.きれる若者たち実はうつ病と同じ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「“キレる” 若者たち~
実はうつ病と同じ病気」
についてです。
何かでムシャクシャすると
自分をコントロールできなくなって
しまい、

奥さんに
暴力を振ってしまったり、

親に暴言を吐いたりという
“キレる”若者が
最近増えているようです。

聞いてみると、
きっかけは
どれも実に些細なことのようです。

キレて人に当たるのというのは、
実はうつ病と同じ病気なんです。

抱えているものを
自分の中に仕舞い込んでいると、

自分を責める気持ちになり、
自分をやっつけてしまいます。

自分を殴ったり蹴ったりしているのと
同じです。

それがうつ病です。

さらにそれがひどくなり、
家も
出られなくなるのが引きこもりです。

逆に、
自分の中に仕舞い込まないで、
それを人にぶつけてしまったら、

今度は暴力になってしまいます。

それが
“キレる”ということです。

相手を蹴るか、
自分を蹴るかの違いだけです。

“キレる若者”が多いのも、
うつ病の若者が多いのも、

実は同じなんです。

持っているエネルギーは
両方とも同じなんです。

潜在意識というのは、
他人と自分の区別がつかないんです。

もちろん
人と人の区別もつきません。

トラウマというのは
まさにそれです。

例えば、
女性が
お父さんのことを恨んでいたら、

男のことを
みんな悪く思ってしまいます。

そういう人は、
なかなか良い人と結婚できませんし、

結婚しても
良い夫婦関係が築けないことが
多いんです。

そういう
エネルギーを持っている人は、

そのエネルギーの向け方を
間違えないようにしなければ
ならないのです。

内に向けている間は、
なかなか解決しません。

外に向ければ
解決に向うんですが、

かと言って
人にぶつけると尚まずいのです。

人を傷つけてしまうからです。

彼女に自分のトラウマを
思いっきりぶつけてしまったら、

やっぱり
大変なことになります。

彼女も、
一回や二回ならまだ我慢できても、

それが何度か続いたら、
「もうあなたとは一緒にいられない!」
と言って出て行ってしまうでしょう。

そうなったら、
もう本当に落ち込んでしまうでしょう。