真我を自覚し、それに沿って精一杯生きることにより、無限の能力を発揮することができるのです。
そういう生き方をしているときに、人は本当に充実した人生を送っているということができるのです。
人はよく「私に超能力でもあったらなあ」などといいます。
しかし、そんなものは私のいう無限能力に比べたら、比較にならないほどちっぽけなものなのです。
ここに百キロのバーベルがあったとします。
超能力があったらこれを持ち上げることができるかもしれません。
しかしあなたは、三百キロいや一トンのバーベルでも持ち上げることができるのです。
「えっ、そんなこと、いくらなんでもできるわけがないじゃないですか!」
いいえ、あなたにはできるのです。
あなたがたくさんの人に協力してもらえばできるのです。
超能力とは、しょせん一人の力でしかありません。
ですからその力は有限です。
その人に備わっている力ですから、業の力ともいえます。
無限能力とは、人が協力したくなるような力なのです。
愛の力、心が一つになる力なのです。
ですからこれはもう無限の可能性があるのです。
これからの時代は、一人ひとりがばらばらで力を出すのではなく、みんなが一つになることによって、力を出すような、そんな時代にしていかなければならないのです。
ばらばらだと、いくら人が増えても全然力にならないのです。
みんなが一つになって、地球の環境を良くするとか、みんなが一つになっていろんな問題に向かっていく、そんなふうにならないといけないのです。
では、どうしたら無限能力を出すことができるのでしょうか?
それは、本当に自分の個性にあっていることに、自分の力をフルに出し切ったときに引き出されるのです。
自分の与えられた役割を百%演じきったときに、そこから引き出されてくるのです。
力はそこから百倍も千倍も出るのです。
そのときに人はおのずと協力をしたくなるからです。
天がそのように働くといってもよいかもしれません。
これが天命を生きるということです。