佐藤康行の言葉をお伝えします。
もう少し深い観点でいくと、因縁であります。
因縁の因というのは種です。
そして、縁とは人の縁です。
だから、人間の運命とは、バラの種がバラに咲くように、または牡丹の種が牡丹に、桜が桜に、水仙が水仙に咲くように、種の段階で決まっているのです。
そして、種だけでは実を結ばないのです。
縁が必要です。
土壌、水分、栄養分、日光、それらが縁です。
それらがなければ、種は実を結ばないのです。
種という思いがあります。
“オギャー”と生まれた時に、既に一つの思いがあるわけです。
だから、心の部分というのは、我々が人生を生きていて、本当は絶対に知らなければいけないことなのです。
それを知らないで、終わってしまうということは、何でこんな時代が来たんだろう、何で私だけこんな風になってるんだろう、おかしいな、なんでだろうな、と思ってわからない結果なのです。
でも全部それは、その前のいろいろな思いが結果として現れているのです。
なぜ私が病気になったのだろうか、病気になる理由があるのです。
全部、自分の心が引き起こしているのです。
それがわからないと、根本の解決策がわからないことになります。
よく原因があり結果があると言います。
結果を見ていても、原因がわからないと、いつまでたってもわからないのです。
だから、一体何が原因なのだろうか、別な意味からして言えば、人間の心が総ての原因ということも言えるのです。
それがわかればものすごく、我々の人生はスムーズにいくのです。
気持ち悪いくらいにスムーズにいってしまうのです。
なぜこんなにうまくいくのだろう…えっ!えっ!とびっくりするほどなのです。
こういうことをもっと深く突き詰めていかなければなりません。
これは私自身の体験談から掴み取ったことであります。