1279.一度人生の電車を降りて見直すことが必要

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

私たちが毎日、一生懸命仕事をしたり勉強したりしているのは、確実にどこかに向かっているということでもあるのです。

この性格とこの考え方、行動パターンで生活していれば、いずれはこうなるというのはじつは、ほぼ決まっているのです。

電車で例えるなら、一つの電車に乗った瞬間その終着駅は決まっていて、そのまま乗っていれば必ず、いやでもその終着駅にたどり着いてしまうのです。

私たちの人生では、本来行きたい所と全然違う目的地に向かって、一生懸命進んでいるということが大変多いように思えます。

がんばればがんばるだけ、本当に行きたかった目的地とは違うところへ早く着くだけなのです。

ではどうすればいいかというと、一度いま乗っている電車を降りて、それがどこ行きなのかということを見直すことです。

いわば、じっくりと自分の人生の生き方を考え直してみるということです。

一度電車を降りたら、今度は一番自分の行きたいところ、これに乗ったら胸がワクワクして喜びでいっぱいになれるという電車に乗り換えることです。

例えば、東京の人が北海道に行きたいのならば、羽田までモノレールに乗って羽田空港から飛行機で行けばいいのです。

ところが、いま東海道新幹線に乗っているとしたら、明らかに目的地とは違う方向に行ってしまうわけです。

そのことに気がついたら、新横浜かどこかで早めに降りて、一度東京まで引き返さなければいけませんよね。

冷静に考えたらすぐにわかることなのですが、人生のなかでは、このあたりまえのことを日頃やっていない人がほとんどなのです。

日常の忙しさや、喧騒のなかで真剣に考えることを後回しにしています。

日常生活から一旦、降りてみることです。

静かなところで、誰にも邪魔されない時間をつくって、そして自分の人生でできることを真剣に考え直してみてください。

この二度とない人生なのですから、まず第一に自分の進むべき道をしっかりと見つけて本当に素晴らしい人生を送っていただきたいのです。