佐藤康行の言葉をお伝えします。
ハーバード大学の調査結果によると、自分の思い通りの人生を歩めた成功者は、全体の3%しかいないそうです。
私は100%成功できる生き方を提唱しています。
それは、「なりたい」と思い描く頭をはずした生き方です。
「億万長者になりたい」「社長になりたい」「有名女優になりたい」……すべて何かの形があります。
欲から出た発想です。
これがその人の本分とぴったりと合っていればいいのですが、本来の自分でない可能性があります。
チューリップがバラになろうとしたり、そういう妄想を描いてしまう場合が少なくありません。
これに対して、「なりたい」をはずした生き方とは、夢も目標も価値観さえもはずした生き方です。
ではどのように考えていけばいいかというと、チューリップの種が水や土や太陽を求めるように、本来の自分の役割を全うできるように「求める」ということです。
私たちにとっての水や土や太陽というのは、人との出会い、縁です。
これに恵まれたときに自分自身の役割を全うすることができるのです。
この縁を活かすか活かさないかは、「なりたい」をはずしきれるか否かにかかっているのです。
「~なりたい」があると、この縁はなかなか生きてきません。
それをはずして、自分という人間を最大限に咲かせることだけを「求める」ことによって、100%成功できる生き方ができるのです。
「求める」には「何を」がないのです。
とにかくわからないけど、この人との縁を大切にしたいという感覚です。
これは頭で考えても絶対わかりません。
この流れに乗るには、自分が一番大切にしているものや、価値観をも手放さないといけません。
これが一番邪魔なのです。
これを手放す必要があります。
例えば、あなたが、この人はなぜだか知らないけれどものすごく魅かれるところがあると感じたとします。
直観的に是非とも一生縁を持ちたいと思ったとします。
そのときにどのように接するかなのです。
「ボクは~を目指してまして、~をモットーにしていまして……」という話をすれば、「それじゃ、がんばってね」で終わってしまう可能性があります。
そのときに、「なりたい」をすべてはずせば、「君に~をまかせてもいいかな」になるのです。
そこからはじめて人に求められる自分が出てくるのです。
こういう生き方をすれば、天が動かしてくれるのです。
成功するしかないのです。