1176.人から注意されて笑われて気づくことがある

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「“良く見られたい病”を直すには?」

についてです。

人は誰も、

(人から良く見られたい)と

思っているものです。

中には、

それを悪いことだと思っている人も

いますが、

それは

全然悪いことではありません。

その人は、

人から良く思われたいという気持ちを

消せれば、

意識次元をアップできるんじゃないかと

思い込んでいるんですね。

じゃあ、逆に、

「人から悪く見られたい」と

思っている人がいるのかどうか…?

いないでしょ、そんな人は。

もしそういう気持ちを全く消して

しまったらどうでしょうか?

それでは

成長がないんじゃないですか。

良く見られたいと言うことにも、

二種類あるんです。

自分にお面を被せて

良く見られようとするのと、

自分の素顔を

良く見られようとするのと、

その二つです。

顔が汚れていても、

お面を被ってそれを隠していたら、

いつまでたっても

汚れを落とそうとはしません。

自分を演出して

良く見せようとしていたら、

いつまでたっても

自分の本質は成長しません。

恥ずかしくっても、

お面を取って素顔を見せれば、

人から注意されたり笑われたりして、

顔に付いた汚れに初めて気付くんです。

その時、

素直に顔の汚れを洗い流せば

それでいいんです。

素顔の自分でいけば、

どんどん自分の本質を

磨いて成長していけるんです。

腹の中では

いっぱい矛盾を抱えているのに、

顔でニコニコしていては、

問題は永久に解決しません。

仮面夫婦と言って、

いろいろ

問題を抱えているのに、

上手く行っているように

演じている夫婦もたくさんいます。

それでは、

いつまで経っても苦しいだけで、

本質は何も解決できません。

お面を被って

人から良く見られようとしているのなら、

それは病気です。

しかし、

自分の素のままを

良く見られるように意識することは、

到って健康なんです。

人は、自分の中に

他人には見せたくない汚れがあるから、

お面を被って生きているんです。

その汚れを落とせれば、

もうお面を被る必要はなくなります。

では、どうしたら、

その汚れを落とせるのでしょうか?

それには、

まず(汚れを落とそう)と

はっきり意識することです。

そこから全てが始まります。

汚れを抱えたまま生きている

と言うことは、

どこか深層心理に

汚れを落としたくない気持ちが

働いているんです。

だから、

(汚れを落とそう)と

意識するしかないんです。

黙っていては

きれいにはなりません。

どこかで

今までの意識を破る勇気がいるんです。

それは

自分の意志でやるしかありません。

私は毎週心の講座をやっていますから、

いろんな人が

私の前で本音を出してくれます。

たくさんの人たちを見ていて

思うことは、

まだきれいな仮面を被っている時には

人はあまり感動しないということです。

逆に、

ボロを出した時に

人は感動するんです。

ということは、

ボロを出している方が

人はきれいなんです。

汚い部屋を見せないように

鍵をかけているよりも、

「部屋が汚れているから、

これからきれいにしよう」と

鍵を開けたら、

もうその方がきれいなんです。