1150.逃げると捨てるの違いとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「深く知らなければ、喜びは見えて来ない。浅い考えは捨てる」

についてです。

事実を見ることができないような

浅い考えは捨てることです。

さらに言うなら

深い考えも捨てなさい。

なぜなら深さは

無限であるからです。

自分で深く知ったなどと

思うこと自体が浅さの証明です。

そうすれば

もっともっと

深いものが生まれて来ます。

そのことによって

次元をアップすることができます。

現状に満足することは

恐ろしいことです。

現状に安住しないためにも、

今もっているものを

捨てなければならないのです。

刑務所の中に入っていて、

そこが居心地がよいと思ったら、

いつまでたっても出られません。

こんなところは嫌いだ、

というようにならないと

次元のアップは決してできません。

次元をアップするというのは、

苦しさに打ち勝つ喜びを

知ることによって、

深さを知るのと同じです。

苦しさから逃げようという考えでは、

深く捉えることはできません。

苦労することなどは何でもない。

その中に

喜びを見いだせるのかどうかが

鍵なのです。

また

苦労をしている人でも

考えが浅い人が多いのは、

それは

その人が苦労から

実質的には「逃げよう」と

しているからで、

苦労が

空回りしている場合が多いのです。

つまり

苦労をするから深くなる、

というのでなく、

その苦労の中にある喜びを

知ることが大切なのです。

スイッチを切り替えるためには

まず

浅い考えを捨てることです。

そして

苦労に向き合い、

喜びを見いだすことを

知らねばならなりません。

「捨てる」と

「逃げる」は違うのです。

「逃げる」というのは、

その状況にいたたまれず

苦しいから逃げる、

と言うことです。

それは、

楽なほうに行きたい

という意味では同じなのです。

「逃げる」のは、

“苦しい”という心の状態を変えずに、

その状況とか場所だけを

変えていることです。

環境だけを

変えようとしていることなのです。

心まで

変えていないのです。

その心が

現象面に現れてくるのだから、

どこへ逃げても同じなのです。

心まで捨てきるのです。

「捨てる」のは、

そういった心まで

全部捨ててしまうのです。

そして

新しく生まれ変わる。

「捨てる哲学」は、

大変に能動的で、

進歩的で、

自己成長型なのです。

「逃げる」というのは、

全く消極的で

追い詰められてしまう世界です。

だから、

追い詰められる前に

手を打つ必要があるのです。