1149.生きていること目の前のことから学べているか

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

苦しむことによって深さを知る

についてです。

いろいろな相談を受けて

はっきり言える事は、

深さのない人は、

生きていること、

目の前に起きていることから

何も学んでいない人が多いのです。

それは

その人の性質から来ているのです。

そして

これは変えようと思っても

容易には変えられないのです。

ただひとつ

変える方法があります。

それは

「覚悟」の問題です。

本当に変えようと思うなら、

自分そのものを

捨て切る覚悟でやる必要があります。

命をかけてやらなければ

人間の体質はなかなか変えられません。

会社だって同じです。

会社を変えたい変えたいと思っても

なかなか変わらないのです。

だから

会社の場合は

徹底してやる必要があるのです。

会社を変えたいと思うなら、

まず

経営者自身が変わらないと

変えられる訳がありません。

だから、

まず自分を

徹底的に変えるのです。

自分が変われば、

それにしたがって

会社も変わっていくのです。

会社を変えたいとか

奥さんを変えたい

なんていう人がいますが、

自分が変わらない限り

相手が変わるはずがないのです。

自分を変えないで

相手に変わることを求めるのは、

映画の画面を

変えようと思うのと同じです。

映画の画面は

フィルムを変えれば難無く変わるのです。

問題はフィルム、

つまり自分の心、

心構えが問題なのです。

中には

自分を変えようと思っても

できないタイプが大勢います。

そういう人は、

前提として、

自分は変わらないタイプなんだと

決めつけてしまっている事が多いのです。

自分は変われるんだ、

という

心構えを持つことが必要です。

まずは

そう思うだけで違うのです。

そして、

自分を変える一番いい方法は、

自分の身柄を

誰かに全部預けることです。

自分が変わり得ない

ということを知ったなら、

手を引いてくれる人に

すべてを

任せてしまうことです。

そうすれば、

古い自分から

脱却できるのです。

そしてその際に、

まず

自分というものを

一切出さないことです。

これが

一番手っ取り早い方法です。

思いきって、

100%、誰かに身を預けてしまう。

そして、

その人の言うすべてを

受け入れるのです。

しかし、

その人は

実績のある人でなければ

なりません。

会社を変えるのも、

この方法しかないのです。

例えば

経営者が

会社を変えようと思って

ヘッドハンティグして

いろんな能力を持った人を

連れてきます。

しかし、

やっぱり

自分の考えを捨てられず、

せっかく連れて来た人を

追っ払ってしまうと、

変わらないのです。

そこで結局、

元の木阿弥に

なってしまいます。

だから

捨てる哲学が必要なのです。

自分の考えを

捨てることが出来ないから、

自分が変わらないのです。

変わらない自分で

会社を変えようとするから、

うまく行かなくて当然なのです。

会社を変えようと思うなら、

まず

それまでの経営陣が

入れ替わればいいのです。

その人たちのやって来たやり方を

すべて捨てることです。

そうすると

後の人がやりやすくなります。

彼らは

新しいやり方でやり始めます。

そうすれば変わります。

私のやっていたレストランチェーンも

スパッと捨てたから、

今うまく行っているのです。

捨てたら、

あとは任せるのです。

口も出さない。

捨てても、

なんだかんだ

心配しているようでは

捨て切れていないのです。

捨てたのだから

別にどうなったっていいのです。

極端な話、

死んだってかまわないのです。

そのくらいの気持ちで

捨てることが出来て、

初めて

全く新しいものが生まれます。

生まれ変われるのです。