1108.相手の話にかみ合わせるようにしてやる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

このように、ちょっと相手の立場になっただけで、こんなにガラッと。

もし、それが本人だったら、その場から和解ですよ。

目の前で和解しちゃう。

みんな、世の中の人はほとんど、いかに心の扱いを知らないか。

今、本人でもないのに、心があっという間に和解したでしょう?

聞いてる本人だと思ってください。

もう、すごいことですよ。

それほど世の中の人は、頭ばっかり使って、心を使ってない。

心を使うと、まして真我の心を使ったら、もう百発百中です。

人生一回しかないんですよ。

意地を張って何になるんですか。

心をパッと、反対側の立場になった瞬間に、人相まで変わっちゃいます。

その心になったところで、これから真我の鏡返しというのをやります。

心の扱い方が分かったら、千人力です。

もうあなたは落ち込むことは二度となくなる。

そして、人を悩ませることは二度となくなります。

心を暗くするも明るくするも、人間の考えか方じゃないんです。

心なんです。

今度は、先ほど、「心と言葉と真我」と分けたでしょう?

心と言葉をあえて闇として見ます。

真我の心は神の心、愛そのものですから、それ以外は闇だと思っちゃっていいと。

完全に真我の心じゃなくても、真我の心に近い心があるでしょう?

相手は愛そのもの、無限の力がある。

無限の慈悲の心がある。

そう思って、それを「あなたは本当はこんなに優しい人なんですね。こんなに愛深き人なんですね。こんなに無限の力があったんですね」というように、相手の悩んでる時に、うまくそれをかみ合わせて、そのオウム返しをしてあげる。

相手は、例えば、父や母の愚痴を言ってるのに、「それだけあなたは本当にお父さんのことを愛してらっしゃるんですね」。

言い方を間違っちゃうと、「この人、話、聞いてないんじゃないか」と思うから。

これも結構難しいからね。

ちゃんと相手の話とかみ合わせるようにして言うんですよ。

相手は悪口言ってるのに、「そんだけ愛してらっしゃるんですね」と言ったら、ちょっと聞き方を間違っちゃうと、「なんか聞いてないんじゃないか」と思われるでしょう?

「ああ、そうですか。そんなにお父さんはあなたのこと、殴ったり、けったりしたんですね。あなたのことをそれだけ心配だったんでしょうね」というふうに返す。

そうしたら、「聞いてないんじゃないか」というふうに思わないでしょう?

だから、聞いてるんだけど、それを全部愛に変えちゃう。

本人だったら、本人、感謝に変えてあげる。

「やっぱりそれだけあなたは感謝してらっしゃるんですね」。

名前を言いながら、「何々さんは感謝してらっしゃるんですね。素晴らしいですね」というように話を自然と切り替えるように持っていく。

そうしたら、相手はしゃべってる間に、愚痴だとか不満を言ってる。

だけど、だんだん、だんだん「あ、そうじゃないんだ」と思い出してくるから。

そうなったら、そこから相手は変わってきます。

相手は愚痴言って悪口言ってるのに、一緒になって「そうだ。悪いお父さん、ひどいね」なんて言ったら、「この野郎」って思ってくる。

そういう構造ですからね。

そこをそのように思ってください。

今皆さん、ちょっと相手の立場になっただけで、何人もの人がおいおい泣きながら言ってたじゃないですか。

そういう効果があるんです。

相手の立場になるっていうのは。

普段、それほど、それをあまりやってない証拠なんです。

相手の立場になってない証拠。

今、真我のオウム返しをやるんです。

そこに見本が書いてるでしょう?

「素晴らしいですね」「愛してるんですね」「愛し合ってるんですね」とか。

棒読みで読まないことですよ。

相手の言葉にちゃんとかみ合わせるようにして。

ここが難しいところですから。

相手の話にかみ合わせるようにして、オウム返しをするんです。