佐藤康行の言葉をお伝えします。
心と言葉と行動。
皆さんがどういう心でやるかによって、本当にそういう心がある人だったら、目の前に現れただけで、もう変化していきます。
言葉に出さなくてもね。
それに言葉と行為が加わったら、見事に周りが変わっていきます。
みんな自分の立場、自分の立場。自分の立場合戦なわけです。
そこに相手を思いやるような人が現れたら、恐ろしいぐらいうまくいきます。
私はそういうのを20年間、つぶさに見てきました。
その場から流れがガラーッと変わります。
例えば、誰かとちょっと険悪な雰囲気になったら、あなたのスイッチをパチッと変えて、相手のことを思いやる。
そういう立場にあなたが素直になれたらね。
なかなか人間は頑固で、なかなか自分を変えたくないと。
ほとんど相手に先に変わってほしい。
相手に先に変わって自分が変わるということは、どういうことだか分かります?
前にこういう方がいました。
ある奥さんが、「私はもう大丈夫なんだけど、主人に変わってほしいの」って言うわけです。
「私は大丈夫。主人が変わってほしいの」と、力を込めて言うんですね。
仮にご主人がものすごく変わって、あなたに対する思いやりがあって優しくなって。
そういう人になったらどうします?
「はい。その時は私も変わります」って。
「あんた、先変わって」って。ねえ。
でも、相手が先に変わって、自分がそれにつられて変わるということは、相手が主導権を握ったってことです。
あまたはそれによって、相手に変えられたってことですよ。
分かります?
どっちがいいですか?
特に相手が自分にとって嫌な人だったら。
相手が嫌な雰囲気を持ってたら、それによってあなたは暗い心になって落ち込んだりしたら、その一番嫌なやつに変えられたってことですよ。
嫌なやつに、その時間を無駄にされたってことですよ。
それでいいんでしょうか。
決してよくないよね。
常に心はあなたのものだから、あなたが主導権を握らなきゃいけないわけです。
相手のことを思いやる、分かってあげる心になった瞬間にスイッチが換わるわけです。
「自分のことを分かってほしい」というのから。
それをやって流れを変えていきます。
今まで「分かってほしい」というのを「分かってあげよう」という流れに変えています。