1039.持ち越し苦労、取り越し苦労

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「持ち越し苦労、取り越し苦労」

についてです。

人間は、過去の記憶によって

判断し行動をしています。

たとえば、野生のシマウマは

ライオンに見つけられると

全速力で逃げますが、

その場をやり過ごしてしまったあとは、

ライオンに追いかけられたことを恨んだり、

次に追いかけられたらこの手を使おう

という策などは考えていません。

しかし人間は、あの時のあの言葉は

どうしても許せない、

裏切られたあの出来事は

忘れることはできないなどのように、

もう何十年も前の出来事を

恨みやつらみとして持ち続けます。

また、

未来に対しての不安を抱えながら、

今を生きています。

その心が知らず知らずのうちに

言葉や行動として現れ、

今のあなたの現実として現れるのです。

過去の出来事を

いつまでも持っているのは、

人間独特の脳です。

過去の持ち越し苦労、

未来への取り越し苦労は、

あなたが捉えたものに過ぎず、

その枠に自分をはめて

非常に不自由でいるのです。

今この瞬間起きていることは、

過去にも未来にもどこにもない、

比べることのできないこと

なのであるから、

何にも捉われない

今この瞬間の最適な判断をする

とよいのです。

それには、あなたに内在している

真我を出すことです。

その判断で行動した結果、

過去の因縁が消えて

結果が変わるのです。