959.高い地点から見るほど考える次元は高くなる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「高い地点から見るほど考える次元は高くなる」

についてです。

かくいう私自身の生き方は、

脱皮の連続でした。

無一文で社員食堂の皿洗いから

はじめて、セールスマンで実績を残し、

資金をためてレストランチェーンを

創業、やがて70店舗まで擁する

会社にしましたが、

現在の真我開発講座に専念すべく、

一切合切のすべてを人に譲り、

まったくのゼロから講座を

スタートさせました。

それまでのパートを含めて

2000人の従業員を擁する創業社長の座、

そのほかすべてを人に譲りました。

そうして、たったひとりの

佐藤義塾からはじめ直したのです。

世間の常識から見れば大損害です。

でも、そのような

決断というものはあるのです。

だから大きなとらえ方をしなければ、

目先での大損害となる決断はできません。

上空から我が家の敷地や

土地の広さを見て、

何だこのくらいのことなら

隣りの人に譲ってよいと

判断ができるのと同じです。

それが平面上から隣地との境界線

争いだけにこだわっていたら、

1センチでも退くのは嫌だ

ということになります。

大きく見れば、また全体から見れば

まだまだ余地はいくらでもあるのに、

目の前だけを見ている限り

1センチでも譲りたくない

という気持ちになりがちです。

本来大きくとらえれば、

もともとないに等しい土地です。

それにこだわっている人がいたら

「どうぞ、あげますよ」

といえるのです。

大きく、広く、高く

全体をとらえることができれば、

判断の基準は常識を超えて

何らおかしくないのです。

もともとないに等しいのだから、

人にあげても何ら惜しくはないのです。

大胆になれるのです。

大胆そのものの発想に立てるのです。

大胆になれないのは、

目の前のこと、目先のことに

あなたがしがみついているからです。

しがみつきをやめるのは、

内部からの崩壊によって

そのものがなくなるか、

外部からの働きかけによって

なくなるかのどちらかです。

明治維新は外部からの

圧力をきっかけに、

若い志士たちによる

内部からの崩壊エネルギーとが

うまく噛み合ってなされました。

第二次大戦の敗戦は、

外部からの崩壊エネルギーによって

なされました。