佐藤康行の言葉をお伝えします
この世の動きというのは二つあるのです。
一つは、人間の想念が実現していく世界です。
いままでの成功哲学とか宗教も大体そうです。
人間の想いが形に現れていく世界です。
もう一つは、これを全部はずしたときに、天が動く世界です。
自分の想念で実現していくのか、これをはずしたときに、天の動きでできあがる世界なのか。
例えば、ここに振り子があるとします。
それを上に持ち上げようとするのは私の力です。
戻るのは宇宙の力です。
必ず二つの動きがあるのです。
私たちの心の動きと宇宙の動きと。
私たちの心は何かを生みだそうとする動き、宇宙の動きは元に戻ろうとする動きです。
人間が病気になるのは私たちの想いで、私たちの想いをなくしたときに、宇宙が本来作ったままの自分の体になり病気は治っていくのです。
ですから、宇宙が作ったままの元に戻ろうとする動きと、自分が何かをやろうとする動きとはまったく違うのです。
こんなふうに例えることもできます。
あなたが仮に会社からリストラにあったとします。
そのリストラにあうということ自体はあなたの想いに反するかもしれません。
しかし、宇宙の動きから観たときには、あなたにはチャンスかもしれないのです。
あなたはリストラで失業することによって、体が空きますからいままでとはまったく違うことができるのです。
そのようにいいほうでとらえると、新しい情報や新しい出会いがどんどん増えてきます。
その宇宙の流れを観るのか、川の流れに逆らって船をこぐのか、どちらの人生がいいでしょうか?
悪いほうにとらえたら、川の流れの反対に行くことになり、いいほうにとらえたら、川の流れに沿うことになるのです。
いまあなたの会社だけでなく、世界中にこの大きな川の流れが起きています。
もうなくなっていい会社はなくなっていいし、そういうところにいたら、早く出て安全になったほうがいいかもしれません。
そもそも倒産やリストラ、イコール悪いことではないととらえることができるのです。