写真は豚汁です。具沢山で美味しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
■「自分と自分以外の人との一体」を自覚する3■
その母の背中が小さく見えるのは寂しいものです。
私はできるかぎりのことを精一杯していくつもりです。
私も兄も父も母も妹も妻も子どもたちもすべて一つなのですから。
全体と個、個と全体が融合し合っています。
その中で私たち家族は生かされています。
兄は死んでしまったけれども、私たちの心の中では、一つでつながっているのです。
そのことを肝に銘じて私は生と死、魂は生きていて私たちと一緒にいることを自覚します。
宇宙には時間も空間もないのですから、兄の魂は今でもこの宇宙の中で共に生きているのです。
兄が亡くなって十年経ちますが、兄は今でも私たちにメッセージを残してくれています。
今、生命(いのち)の源という完全なレベルから自分を見ると自分の生き方が情けないのです。
私はあのとき思い上がっていました。
二十一歳の私が、兄の担当医から親の代わりに病状を聞くとき、親から任されているという自負が自分にはありました。
一人前の男として認められたいという一心で、手術用の輸血の段取りをしたり、親戚を迎えにいったり、ホテルを手配していました。
そのときの自分は「あなたは偉いね」「あなたは頑張っているね」という褒め言葉を期待し、優越感と満足感のために働いていたような気がします。
そんな自分が嫌で、何カ月か悩んだこともあります。
偽善者を隠していた自分を知り、背筋が寒くなったことがあります。
私はとんでもない人間でした。
でも、今この私が愛の固まりであり両親、兄、周りの人々がみな同じ愛であり一体であったことに気づいたことによって、今までとは違った人生を歩むことができます。
兄の死因に病院側のミスがあったとわかったとき、私は医師と大喧嘩をしました。
そのとき、母は「先生も一生懸命やってくれたのだから」と私を制しました。
私の気持ちを知っていただけに母も辛かったはずです。
私はあのときの母の気持ちがわかりませんでした。
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このストーリーの続きはまた明日です。